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2013
07.24

冷めて伸びたラーメン

猫の郵便については はじめにを是非ご覧ください。アーカイブはこちらです。 27℃

空ー557

今の世の中を覆い尽くしている無関心。無気力。しらけたムード。これを何に例えれば的確なのか考えてみた。
冷めたコーヒー? 冷めたパスタ? 冷めたピザ? 溶けたアイスクリーム? 気の抜けたビール? 冷めて伸びたラーメン? などなど思いつく。
冷めたコーヒーや紅茶は飲めないことはないし、関係が壊れたロマンチックな面も顔をのぞかせ、香ばしいかおり匂い立ち、美し過ぎてアウト。
冷めたパスタや冷めたピザは見た目ブログ用のディスプレイには取りあえずはなる。それに冷めてまずくても電子レンジでチンして持ち直せる。これもだからアウト。
溶けたアイスクリームや気の抜けたビールは無気力や怠惰を物語らせることはできるけど、力不足で、これもデッド。
一番食えなくて見るも無残なのが「冷めて伸びきったラーメン」ってことで、この記事のタイトルは「冷めて伸びたラーメン」とすることにした。

しらけた社会。無関心と無気力が渦をなす社会。自分のことにしか関心を払えないセルフィッシュ・ワールドが時代と町を横断している。長い間の地域猫活動で町を眺めて来て、はじき出した自分なりの一つの世間への感慨である。
「冷めて伸びたラーメン」社会。
たとえば・・・。一つの命=猫がそこに捨てられても、そしてそこに一つの命の不幸(殺処分も含む)があっても、それを世の理不尽ととらえるのではなく、“世の常”「野良猫/不用犬なんか、そんなもんでしょ」と何事もなかったようにパスしてゆく人の群れ。人の退廃。中にはそれらの地域猫を通りすがりの動くオモチャとして、もてあそぶのに何の躊躇いもなければ罪悪感も持たない人たちの感覚と余りあるほど付き合わされて来た。

交通事故死した猫を道端で収容作業をしていると、汚いものをよけるかのように胸の上に両腕をお姫様クロスさせ狭くもない道を建物沿いに横向きに体を這わせ逃げていった中年の男。何食わぬ顔で遺体の上をまたいで行った男もいた。
鉄腕ウンガさんから聞いたエピソードだが、彼女が現場で作業をしている時、ベンチに座っている男が突如立ち上がり話しかけ、こう言ったとさ。「さっきから見ていたんですけど、食べないですね」と男A。「食べないですねって、何をですか?」と鉄腕ウンガさん。「さっき、おにぎりを上げたんです」と男A。
おいおい、TNRをして日々適正管理している場所で、猫におにぎりって、それって一体何なんだよ! いい歳くったオヤジがどんな育ち方をしたらこうなるんだろうと頭が痛くなった。
猫におにぎり? 猫にチョコレート? 注意書きと虐待防止ポスターが側に貼ってあるだろ。
現場には、おにぎりのカケラ、ケーキ、コンビニ弁当の残り物・・・など、無造作に地べたに放り出されているのは日常茶飯事。冷めて伸びたラーメン、食えない奴らだ。

と、書いていたら、鉄腕ウンガさんから連絡のフォーンコール。
朝の片付け作業を終え、彼女が自転車を走らせ会社に向かっていると、前方から歩いて来た男にすれ違いざまに真横から自転車車体を不意に押され、「えっ、何が起こったの?」と・・・。
気が付いた時には前かごの荷物もろとも地面に激しく叩きつけられていた。・・・男は180センチくらいの上背で、横幅もかなりあり、年齢は40歳くらいに見えたと言う。
顔を上げて振り向くと、その男は何もなかったように、見返りもせず、遠ざかって行ったとのこと・・・ジャーン。
回収したガラス容器はぐちゃぐちゃに割れているわ、両膝から血は出ているわ、痛いわ、会社に遅れるわ、踏んだり蹴ったりだったと鉄腕ウンガさん。
でも、粗暴なことが自然に町の風景の中にしっくりおさまり返っている、これが東京の“今“なんですよね、現実。
鉄腕ウンガさんの話を聞いても特段の驚きはなかった。それは、地域猫活動を通じて理不尽なことや不条理な目に幾度となくかち合っているから。世も人もそんなものさ。

「冷めて伸びたラーメン」社会とどうやって向き合って行ったら良いのか? 参院選アフターの残像は、しらけ・無気力・無関心そのものを物語っている風に私には見えている。


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