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2013
11.08

病気の猫の食事サポート法

猫の郵便については はじめにを是非ご覧ください。アーカイブはこちらです。    20℃~12℃ 

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                                               物思う 秋

病気の猫の食事サポート法】猫の腎臓病のメカニズムについてはテネシーの闘病中に一度書きましたが、念のために復習します。猫の三大死因の腎臓疾患、猫を飼っている人なら知っていて損はしないでしょう。
我が家の保護猫のポポフとアテニャン、これから対腎臓病の悪戦苦闘の闘病生活が始まります。

退院し帰宅したポポフ君は「暴れて出来ないのでは?」と危惧していた皮下補液注射をスムーズとは行かないまでも毎日の日課として受け入れてくれ、投薬も補液作業の流れで口を大きく開けさせ任務完了。しかし、猫の腎臓病に不可欠な「食事療法」が想像通りに鬼門・難問・大騒動でした。

自分で自発的にウェットフードやドライや焼き魚やナマリ節などの一般食は少しずつ食べるようになりましたが、自発に任せていては腎臓病の闘病にはなりません。また直ぐに病気が悪くなってしまいます。
皮下補液に投薬に、そして肝心かなめなのが生命エネルギーの源の「食事」の問題です。
腎臓病の猫が一日に必要な栄養素と、その量と、その質を満たさなければならない。

自分で食べるようになったんだったら、自然に任せていたらいいじゃない、という考えもあるかもしれませんが、腎臓病の猫に普通の食事が何故悪いのか、ここで説明します。復習です。



人も猫も動物は皆、腎臓は体の中で老廃物を取り除くザルのような働きをします。そうイメージして下さい。
このザルが傷んで弱ってしまった状態が腎臓病なのです。
弱ったザルをこれ以上悪くしないために大切なことは、兎に角、ザルに負担をかけないことです。

そのためには老廃物が少ない食事をしなければいけません。通常の健康な猫の食事では老廃物が多くなり、腎臓の多大な負担になり、弱ったザルはどんどん傷んで劣化の一途をたどります。
そして、ザルをすり抜けた老廃物が体の中に溜まり続け、体全体で悪さをし始めるのです。

そこで、普通の食事よりも老廃物が少ない「療法食」を食べてもらうことで腎臓病の悪化を遅らせる方法を取るのです。猫の腎臓病には完治はなく、悪化を遅らせるしか今のところ方法がありません。

しかし、残念ながら、療法食は普段食べている「おいしい食事」とは違い、はっきり言って猫さんにとっては「まずい」ようです。気が動かないようです。ですので、喜んで食べてはくれません。ここが大いなる困りどころなのです。

療法食を食べてくれないからと言って、好きな食べ物ばかり与えていたのでは病気を更に悪くさせ、しかし何も食べなければ体は衰弱してゆきます。正にジレンマです。
命をつなぐ栄養素と必要量を満たしながら「腎臓病」に対処する、これが腎臓病の闘病の大きなテーマです。

自分で食べないのならば「食べさせる」しか方法がありません。つまり、食事介護です。一回の食事量の目標を設定し、目的を遂げる。これが超むずかしいのです。
食事介護、中身は強制的に食べ物を食べさせるということですが、まずは捕まえ逃げられないように体を固定し、口の奥に食べ物を放り込むわけです。
当の猫さんは当然嫌がります。猫にも人にも苦しい作業になります。
一口一口、拒否されても、嫌がられても、抵抗されても、忍耐強く作業を続ける。体勢が変われば、体勢を整える。時々撫でて休みを入れる。固形物なら口先では「ペッ!」と吐き出されてしまうので、なるべく喉を目がけて奥に入れるようにする。口元が汚れたなら、直ぐにふき取る、これは小休止になる。そばに指洗いの水を置き、その都度汚れた指を水洗いする。・・・等々。

ブログ原稿を書きながら、だんだん昔経験した食事介護のあれこれのことが蘇えって来ました。グレース姫の時は「あーだった」、ミューミュー君の時は「こうだった」、ムスタファ姫の時は「植物状態まで行ったから、AD缶をすり鉢で水溶きしてシリンジ注入していたっけ」と・・・。
昔取った杵柄(きねづか)、Utilizing my experience of former days!

ポポフ君の口の奥にローヤルカナン/腎臓サポートを指で丸めて少しずつ放り込みながら、かつて幾度となく経験したほろ苦い「猫の介護」の思い出が指先に体感に・・・、初めてではない熟練となって、次第に蘇って来ていました。
獣医師の先生曰く、食事サポートは「やるっきゃない!」と・・・。 この一言がすべてです。


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