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2014
03.31

引くに引けない戦いとして

Category: 地域猫活動
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引くに引けない戦いとして】一週間余に渡りヘビールーティンで着目して来た横浜市東神奈川区で起きた悪質クレーマーに「絡まれる」の件。
これは他人事ではなく、日本全国で同じような立場に誰がいつ立たされるか分からない、個々の地域猫活動の存亡の危機を感じさせられる端々がありました。
世の中の軋轢に負け、活動する側の心が折れてしまえば、その下で死んでゆく沢山の猫たちがいる。そういう思いがあり、引くに引けない戦いとして、横浜の地域猫活動家Yさんを支えて来ました。

一つには全国各地で猫活動をする人たちが同じような目に遭った場合に負けないでアゲインストするモデル・ケースとして。もう一つは当事者であるYさんを孤立させないようにすることを主眼にしました。
どんなに強い人間でも社会全体の重みが加われば、心など簡単もろくも押しつぶされる脆弱なものです。誰だって。
何事もなくても猫を守る活動は、孤独で圧倒的少数派の身の上。
有象無象の寄せ来る世の中の軋轢にパニックに陥らないように、法という名の元の客観性を探り、法的に正当性がある手続きをつないで行こうと注意を払いました。

その中で、何よりも強い味方になったのは、人猫共生会議からのメールに書かれていた・・・国家的施策である地域猫活動を否定することはできない」という文言、空から命の雲の糸が降りて来たような思いでした。
そして、この福音のような言葉を含む共生会議の手紙は、大変に秀逸な薀蓄(うんちく)と含蓄(がんちく)に富んでいて、プリントアウトし保存して置けば、周囲の言葉の刃(やいば)に打たれた時に参考になり、役立ってくれるかもしれません。

人猫共生会議は、項目の中で具体的なデータを出し、地域猫活動の有用性と社会貢献度を示しています。東京都が各市区町村にTNR活動の半額助成を政策的に誘導することで、数年前は万単位に上る猫の殺処分が行われていたのが、去年の数字は収容された猫の数が2800、そして救出された数が800、殺処分は2000まで減らしたという注目に値する目に見える実績です。
「殺して減らすのではなく、地域猫助成金制度を打ち出し、生まれないようにして減らすべき」とする主張は倫理上に於いても文化的にも理にかなった説得力がありました。

「野良猫から地域猫へ」の精神と行動力を持ち、殺処分ではなく、TNRをし増えないようにして外猫の新たなる道を探す方法。或いは、ゆきももこさんや犬猫救済の輪のようにセンターから収容された猫たちを引き出して里親探しで猫の命の再生を図る方法。互いが無形に相互に補助しあって出した結果、殺処分激減の数字の現れだと思います。
データと事実の重みは何にも増して大きいものがあります。この事実の重みに全国各地の保健所はどう反応するのだろうか。


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2014
03.30

猫を人質に取られて

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猫を人質に取られて】横浜の地域猫活動家Yさんを悩ませている悪質なクレーマー事件に意見や応援メッセージを寄せて頂いた方々、ありがとうございます。大半のメッセージはYさんと地域猫活動への温かい送り風です。
しかし、寄せられた意見の中にクレーマーへの対応のやり方が「甘いのではないか?」という問いかけがありましたので、今日の記事はその指摘に着目して考えてみようと思います。

私自身もYさん同様、クレーマーには何度か遭遇しています。唐突な言いがかりと罵声、執拗な待ち伏せ、中には激高し「殺すぞ。絶対殺す!」「反日!」などと耳を疑うような言葉を浴びせられたこともあります。
メールでも「あなたたちのやっていることは違法だから、活動を止めないと警察に通報します」という脅迫文が引きも切らないホット・シーズンもありました。
現場での数々の妨害やいやがらせ。しかし、それを事あるたびに事細かにブログに書き記すことはしませんでした。

それはどうしてかと言うと・・・

外に暮らす猫たちが人質に取られているようなものだからです。間に「命のある猫」を挟んでは、歯に着せぬ言葉を飛び交わせ、感情むき出しのケンカ殺法・ガチンコ勝負に挑むわけには行かないのです。
現場やメールでの口論やケンカで、爽快に相手を打ち負かしたとしても、無理無体な言いがかりをつけてくる奴は大方が小心者、どんな腹いせのリベンジを仕掛けて来るか分かりません。
インネンを吹っかけられた途端、その瞬間に現場の猫たちを人質に取られた状態を頭の中に置いての言葉の取引になるのです。

だから、「カルトはいなして相手にせず」と心に決め、言葉を飲み込む習性が哀しいかな身に付いた次第です。相手は120%の力で言いたい放題、こちらは丸腰の半分以下の能力で臨むしかない関係のメカニズム。
横浜のYさんがとりわけ心配したのも、現場の猫たちに危害が加えられはしないかということだったと聞いています。
実際に私たちの現場では、地域猫・蘭の花が首をかき切られる事件や地域猫・スーパーピノコが全身身ぐるみ濃度の高い糊を浴びせられる事件が起きました。
前夜までルンルン気分で元気にしていた地域猫・ピピが早朝に死体になって野原に無造作に倒れていたのは3年前の丁度この時期でした。
逃げようがない場所から忽然と姿を消した猫の数も少なくなく、不穏な貼り紙をされ神経をすりへらしたこともあります。

諍いを最小限度に食い止める方法としては、だから言葉を飲み込むのもいたしかたない現実があったのです。
Yさんの現場活動は毎日二時間にも及び、インネンを吹っかけたければ「いつでも、どうぞ」の無防備状態。
ベリー・ワイドな射的のマトのようなものです。
しかし、生きる糧を求めお腹を空かし信じて待っている猫たちから逃げるわけにはいかないから、私たちもYさんも猫住む街角に毎日出かけて行くしかありません。
「地域猫活動とは、無防備に身をさらすことなのか?」と、時々思わずため息がもれてしまうこともあるけれど、現場を持つとは、つまりこういうことなのでしょう。


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2014
03.28

横浜SOSのどさくさに紛れて捨て猫二匹

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横浜SOSのどさくさに紛れて捨て猫二匹】横浜市東神奈川区のクレーマー事件に集中し過ぎて知らせる機会を逸していたが、時を同じくして二匹の猫が私たち「猫の郵便」が活動する現場に捨てられた。

今度の現場は道沿いに大きな会社のビルや公共施設が並ぶ主要幹線道路沿い。片方はキュートな洋猫ミックスで生後6か月くらい。もう片方は白黒のコントラストが綺麗なパンダ模様の猫で見立て一歳くらい。
仲良く対になって動いているところを見ると、一緒に飼われ一緒に捨てられたのだろうと想像がつく。

二匹ともまだ汚れや野良暮しの疲れがなく、毛並や容姿もひときわ端正で、場馴れしていない様子が伝わって来た。
持て余されたのだろうか。それとも引っ越しシーズンで置き去りにされたのだろうか。
周囲に人の生活臭がないロケーションを考えれば、捨てた人間はどこかでこちらの活動の様子をうかがって取った行動なのだろうか。毎度味わわされる胸中ではあるが、憂うつでやるせない気持ちにさせられた。

過密都市東京、捨て猫犯が挙げられた試しなど例がない。仕方がない。時期をうかがいTNRを実施して、二匹は地域猫のくくりの中で世話して行こう。
タイミングが横浜のクレーマー事件とシンクロしているのが何とも皮肉だ。

捨て猫や無責任な給餌や無分別な放し飼いで増えた猫たちを見かけ、哀れに思いTNR活動に入ったYさんのような人を、警察を動員して叩きにかかる町の構図。そして、人の精神の相反するコントラスト。
町の猫たちの哀れを見かねて救いの手を差し伸べる人と、何の感性も働かない人と。双方を幽明あい隔てる闇の深さは「住む星が違う」という例えが必要なほどに、言語不通行な越えられない真っ暗な河が音もなく流れている、そんなイメージが脳裏をかすめた。

無理解、無関心、無気力、無作為、無知、そして言葉激しく叩く人。地域猫に反対って、じゃあこの惨憺たる動物たちの現状(フクシマに取り残された犬猫たちも含めて)をどうすればいいって言うのさ!


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2014
03.27

次のステップは警察署へ

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次のステップは警察署へ】横浜市区役所担当官に直に面接し、名前付きの肉声で「横浜市保健所行政は地域猫活動を認めている」という言質を引き出せたのは確かな収穫だった。言質とは「証拠となる言葉」という意味。
しかし、これで地域猫活動がバラ色の未来を保障されたわけではない。これで終わりではない。ここからが再びのホライズン、始まりになる。
それは、世の中のあらゆるカテゴリーの人たちが「地域猫」について何も知らない人が圧倒的多数だからだ。
道行く一般市民も、外猫をかまう地域住民も、大人も、子供も、警察までも、何も知らない現実。

無知は時として人をおごり高ぶらせる。横浜市東神奈川区で繰り返される地域猫活動家Yさんへの、クレーマーや警官の不遜な態度が正にこれだろう。
「地元じゃないところでこんなことしちゃダメだよ。実際迷惑している人が居るんだから」「東神奈川に友達が居ても来るんじゃないよ」「アンタもこんな若いのに言いたい放題言われて。もうやるんじゃないよ」(警官の言葉)
一体いつの時代の警察なのかと正直思った。挙句の果てに、クレーマーがYさんの免許証を奪いスマホ(?)にコピーする姿を目の前で目撃していても何をするのでもなく。

マルコ・ブルーノ氏が自身の著書の中で「地方に行けば行くほど動物の悲惨度分布は増加傾向を示す」と書いているけど、警察官の質においても傾向は同じらしい。
私は東京/港区で地域猫活動する中でかなりの頻度で職務質問を受けるが、大方の警官は訓練が行き届いて紳士的であり、Yさんのような屈辱的な扱いを受けたことなど未だかつて覚えがない。
「アンタもこんな若いのに言いたい放題言われて。もうやるんじゃないよ」、これはね、もう何て言ったら良いのか(?)戒める方向が逆だろうと思う。
目の前/その場で起きていることに若造の言葉の危なさに何も感知しない激しい感の鈍さは「それでも警察官か!」と言うよりは、警官の前に人間として破損していると言える。

それもこれもこの二人の警官が、一にも二にも「猫問題」を認識しているレベルが悪質クレーマーと同じレベルにいるからというのが全て。無知の悲しさである。
知らないならば知らせてあげようホトトギス。
東京港区では、港区以外のところに住む人でも、港区に住民登録していない人にでも、TNR助成金制度への申請を認め、野良猫を「地域猫」にすることで猫問題に対処しているのです。はい、ここで警官がYさんに偉そうに言った言葉「地元じゃないところでこんなことしちゃダメだよ/東神奈川に友達が居ても来るんじゃないよ」は破たんし法的根拠がないのです。中国の公安警察じゃあるまいし、警察官は私的な感情を市民にぶつける職業ではありません。

図に乗ったクレーマーはまた同じ機会を見つけ難癖を付けて来るだろう。人の行動原理は同じ事を繰り返す。
それをさせないためにはクレーマーの先回りをして、区役所から引き出した言質をベースに周到に資料を用意し、例の警官が所属する警察署に出向き「国の考え方」や「地域猫について」のレクチャーをし、クレーマーが味方と信じる警察官の言葉でトップダウンで大人しくなってもらうしかない。
次にあんな言いがかりをつけられたら、今度はYさんが110番して事態の収拾を図れるようするために、次のステップは地元警察署へ。

民主主義社会では市民と政治家、市民と行政、市民と警察は、対等な関係。ビビる必要はない。しかし警察に行く場合は一人ではなく、複数で行った方が良いというのは権力を行使できるものと相対する時の常識、そして常套。


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2014
03.26

横浜市区役所との面談交渉ドキュメント

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横浜市区役所との面談交渉ドキュメント】「週明けに保健所に通報するからな!」と捨て台詞を残し去って行った男の脅迫に、万一の不測の事態に展開して行かないように事情説明と申し入れのため、早速Yさんは横浜市神奈川区役所「生活環境課」へ面談に行って来ました。
Yさんの報告によりますと、応対したのは二人の担当者。○○氏と○○氏。通報による殺処分の依頼については「保健所や行政は猫を排除目的で捕獲、収容する事はありえない」と明言し、当該場所での地域猫活動に関しても保健所として認めていることを補足し約束して頂いた模様です。

もしもYさんが世話している猫たちが保健所施設に持ち込まれた場合に備え、Yさんは「猫のリスト表」に連絡先を添え区役所に提出する際、「勝手に殺処分を執行すれば、動物愛護法35条に違反しますよ」と念には念を入れて申し入れを行ったそうです。法の支配による市民生活を公の仕事に就く人が犯してはならない。

動物愛護法35条:引き取りを行った犬又は猫について、殺処分がなくなることを目指して、所有者がいると推測されるものについてはその所有者を発見し、当該所有者に返還するよう努める。

また、活動している近隣現場で猫の異常死が有れば、遺体を引き取り、病院で死因を調査してもらい、原因によっては被害届を提出し、裁判をもいとわない覚悟でいるので「知らせて欲しい」とも伝え、了承を得たとのことです。
区役所担当者と面談を終えたYさんは「ここまで話して来ましたので、クレーマーが闇の世界に依頼しない限り、今のところ猫たちはとりあえず大丈夫かと思えました。しかし、もし腹いせにそうなことをされたら自分の子供を殺されたと同じなので、本気で戦います」と力強くメールに綴られていました。

もう一方、横浜市区役所担当者は、地域住民(横浜市民)に対する地域猫活動の啓蒙には弱腰だったようです。
担当者は「地域の人とコミュニケーションし、地域・自治会の理解をもらって下さい」と言うばかりで、自らが新たに何かを発信していく気は無いようにうかがわれたとの報告でした。
このことについてはどこもそうですね。恐らく日本全国どこを切っても金太郎アメ。未来への予見や布石よりは「担当部署にいる間をそつなくこなす」、公務員にありがちな内向き体質が見て取れます。こんなところに「動物の救済活動をする者を苦しめている」行政サイドのだらしなさを見るのです。

せめて、町に散見される数多くの人たちが「町の保健所を犬猫の処分場だ/処分の便利屋だ」と短絡的に決め込みすり込まれている黒い民間伝承だけは、何としても自らの手で拭い去って欲しいものです。そうすれば同じ法の下に暮らす身の上、今回のYさんの区役所訪問などの手間や無駄をお互いに省けるというものです。

でも、とにもかくにも「保健所や行政は猫を排除目的で捕獲、収容する事はありえない」「地域猫活動は保健所として認めている」という言質を確実に引き出せたのは収穫でした。これでYさんの活動の障壁を一つ振り払うことができました。
同じ日本、場所によって「法の解釈」が異なるのでは困りますからね。

公が本腰を入れて大々的に「捨て猫はダメよ!キャンペーン」と「地域猫推進!キャンペーン」をセットでヘビールーティンしてくれたら、殺処分なんていうしんどい労力は使わなくて良い社会になるのにね。


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2014
03.25

横浜地域猫緊急SOS+悪質カルト対策

Category: 地域猫活動
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横浜地域猫緊急SOS悪質カルト対策】横浜市某区の悪質クレーマー事件。路上でのやり取り、会話内容。「俺の携帯番号をアンタに知られたくない」という男のちょっとしたつぶやきの中に、このクレーマー男の正体の何もかもが透け見えです。
「受け流せば」という考えもあろうかと思いますが、毎度110番コールの乱痴気騒ぎです。時として、正義ではない行為でも大きい声の方が勝ってしまう。罵声を張り上げる大きい声の方をまともな会社やまともな行政官が聞き入れてしまうという例は、政治の世界や社会一般の中にも現実にあり、私たちも自分たちの活動を通じて経験して来た苦い体験があります。
放って置くと図に乗る。放って置くとカルトはゲーム気分で火のない所に次々と付け火をして歩く。私たちはそれで裁判沙汰まで行ったことがあります。
小さい悪を見逃すと大きい沙汰に野火を広げる苦い経験則に照らして、週明けからYさんの活動が円滑にやって行けるように対策を始めました。

Yさんの活動はまじめです。それはTNRで共同作業している東京の「人猫共生会議」の人が証明してくれています。日々の給食活動と後片付け、そしてTNR。多項目の合わせ技で「地域猫活動」。
多くの人は「餌やりさん」という言葉で地域猫活動家を味噌もクソも一緒に十把一絡げにしてしまいがちですが、外暮らしの猫たちの命の保障をベースにしている「地域猫活動」と「後は野となれ山となれの“無責任な給餌”」では雲泥の差があります。
世間にはいまだ行き渡っていない「地域猫活動の精神」。これを今回の事件対策の、警察と向かい合う上でも担当行政官と向かい合う上でも、最重要の骨組みとして立ち向かって行くことにしました。

それを明確にしてくれたのが人猫共生会議のRさんがYさんへ送った励ましのメッセージでした。日本全国には黙々と活動している中で、ある日突然にYさんのような目に遭った人が数多くいると思います。住んでいる場所によって、諸条件それぞれ違いがあると思いますが、外猫たちをどうやって守ればいいのか=地域猫活動のアウトライン(輪郭線)が示されていますので参考にして下さい。秀逸です。


 人猫共生会議から横浜市地域猫活動家Y氏へのメッセージ 

~(前略)~ 車で通りかがった妨害者のことをお聞きしました。

「地域猫活動をしている」と、胸を張って自分のやっていることを主張すればいいと思います。猫の郵便が紹介した神奈川県の愛護協会はもちろんYさんの味方ですし、中立の立場の行政も、国家的施策である地域猫活動を否定することはできません。説明の時に、共生会議の名前と連絡先を言っても構いません。

以下が私の考えです。参考になさって下さい。

①猫の数を減らすために、私費で餌付けと不妊・去勢手術をしていること。

②実際、今年の2月までに十数頭の猫に不妊・去勢手術をし、現在も続行中であること。

③さらには、遊歩道上の猫はすべて手術する予定であること。現に、隣接の駐車場(Y氏以外の人が給餌行為をしている)でも作業中だが、無責任な餌やりがいて正しい餌付けができず、作業は難航していること。

④捕獲作業の前提として、正しい餌付けは欠かせないこと。

⑤いま自分が手を引いたら、無責任餌やりしか残らなくなり、猫は増えるがままに任せることになること。その時、行政は責任をどう取るのか?

⑥自分は地域の猫がゼロになるまで、猫の管理に責任を持つつもりであること。

⑦東京都は各市区町村の助成金に対する半額助成という形で、住民に対する各市区町村の助成金の制度化を政策的に誘導している。その結果数年前は万単位の猫の殺処分が行われていたが、昨年は収容された数2800、救出された数800、殺処分2000と激減している。

獣医師に殺処分を委託するのは、動物愛護法に違反と矛盾をしているし、税金の使い方を間違えている。殺して減らすのではなく東京都のように生まれなくして減らすべきではないか。そうすれば、今回のような苦情は激減するはずだ。

共生会議のホームページには、地域猫活動のために必要な情報が紹介されています。中にはリンクの切れてしまっているものもありますが、是非勉強なさって下さい。

⑦行政批判は遠回しにやんわり言えばいいと思いますが、Yさんが苦労しているのは、じつは横浜市がだらしないからなのです。

共生会議と猫の郵便は、地域猫という言葉を越えて、社会猫という考えで活動しています。
                                      人猫共生会議

 「社会猫」とは、例えば新宿副都心や港区ビジネス街/繁華街などの人の居住がない場所に住む猫、あるいは町の住民が野良猫問題や捨て猫問題に無気力であり無関心である場所等の猫たちへ、救済の手だてを考えている時に考案した言葉です。社会全体一人一人の問題として猫問題に取り組むという意味もあります。


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2014
03.24

横浜地域猫SOS ~ 何があったのか?

Category: 地域猫活動
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横浜地域猫SOS ~ 何があったのか?】横浜市で地域猫活動をしている「猫の郵便」の友人がモンスターペアレント型クレーマーと警察官に執拗に嫌がらせを受けています。これはもう決して対岸の火事ではありません。
せっかく地域猫活動として航海が始まったばかりの活動です。
それを善良な一市民を装ったモンペア型クレーマーの暴力的戯れに頓挫などは絶対にさせません。
そこで何があったのか、状況を把握して頂くためにYさんにその日の会話内容を書き出してもらいました。

事態が、この男の保健所への要望で地域猫が「殺処分執行」の過程に進行して行かないように、その時は猫ボラの皆さんに横浜の行政や警察に働きかけるようにお願いするかもしれません。
そうならないことを願いますが、その段にはご協力よろしくお願いします。


  その日あったこと Y氏のメモから  

給食場所でタッパーを洗おうとしている時、相手が通りがかり
「おい、なにやってんだ。手に持っているものを見せてみろ」と車から降り、ドアを足で蹴って閉めて威嚇。
(車の傷は気になるのに、どうしてこのような事が出来るのでしょう?)
「前から何回も言ってるよな? 何回目だ?」
「確か4回目ですかね?」
「どうして(給餌を)止めない?」
「猫達にご飯をあげなくなったら死ぬでしょう? 可愛そうだとは思いませんか?」
「じゃあー車を傷つけられた人間はかわいそうじゃないのか? お前は言っても聞かない。嘘をつく。会社の名刺を出せ。会社に連絡して止めさせる」
「今は名刺を持っていません」
ここで、以前猫の郵便さんから頂いた名刺(携帯番号は 私のに修正してあります)を出しましたら
「こんなのお前の名前が無い、ダメだ。会社の名刺を出せ」(と言って、名刺を地面にたたきつけました。)
「有りません」
「くだらねえ事やりやがって。どうせブログか何かやってんだろう。猫を救うんだったら人を救え! 警察を呼ぶからな。(と、言って警察に電話)」
警察が来るまでの間、よほど私の名刺が欲しいとみえ、携帯電話のボイスレコーダーに「今度見つかったら会社の名刺を出します」と言質を強要されました。
車の傷も見せられましたが、ヘッドライトのカバーに横方向に傷が有り、でも明らかに猫がこのような傷をつけるとは思えませんでした。ボンネット上の傷もそうでないように見えます。
「弁償しろ」と言いますが、「猫かどうかははっきり分かりませんので、それは出来ません」と言ってあります。

※横浜市神奈川区で64歳の猫への餌やりおばあさんが、同様に車に傷をつけられた人との裁判で20万円を支払う判決が出ているそうですが、何かご存知ですか?(これが、この男が強気の理由です。)

警察が到着し、免許証の住所を見るやいなや、警察官は「地元じゃないところでこんなことしちゃダメだよ。実際迷惑している人が居るんだから」と最早犯人扱いです。
「これは、この人が車を傷つけているのであれば、器物損壊にあたるけど、そうでないから、お互い民事でやって下さい」
警官が来て相手はさらに強気になり、「連絡先が必要だから、会社の名刺を出せ」とまた言います。
「連絡先が必要でしたら私の携帯番号でいいでしょう」
「ダメだ。俺の携帯番号をアンタに知られたくない」
警官も早く出せ、という雰囲気です。これは強要罪を警官が黙認している事にはならないのでしょうか。警察官も止めません。
「免許証でいいですか?」と差し出すと、携帯電話で画像を撮影し「これをマンションの管理会社から駐車場の契約者全員に転送させる」と言いました。
「それは私の個人情報の流出ですよね」と言うと「顔写真を送る」と言いました。
この間、警察は一部始終を聞いていますが、何もしませんでした。
「アンタもこんな若いのに言いたい放題言われて。もうやるんじゃないよ」「東神奈川に友達が居ても来るんじゃないよ」と警官に言われ解放されました。場所の行き来を制限するなんて、何の権限が有るのでしょうか?

次の日、相当警戒はしましたが、見つかる事なく18頭の給餌に成功しました。こんな思いをしなくていい様に、行政側から一般に動物愛護を広く啓蒙してもらいたいものです。



メールを読み下って行くうちにこの男の粗暴さが伝わって来ました。車を傷つけられたこと(科学的な証拠はない)を言いがかりに地域猫活動を止めさせようとする強引な論理への飛び跳ね。
そして、この若い男の粗忽な無理強要をためらいなく援護加勢する警察官。
男も警官も地域猫活動停止を無理やり強制する何ら正当な法的根拠を示していません。

何故こんなことが起きるのだろうか。その誘因は、この男と警察官の無知が全てです。野良猫問題や捨て猫問題の解決へ向けた普段の地域猫活動家の努力や国の明確な方針を「何一つ知らない」無知を温床にして居丈高に振舞っているのです。

車を傷つけられたと主張するならば、まず科学的な根拠を示し法的な手続きをするべきです。何故、法的な手続きを踏まないのでしょうか。何故、自分の携帯電話番号を知られたらマズイのでしょうか。根拠なき理屈で地域猫活動を停止にまで追い込もうとする暴力的論理の跳ね飛びにこの男の危なさを見たような気がしました。

捨て台詞に男は「保健所に通報するからな。結局猫を殺すのはお前だ」と、猫の殺処分まで仄めかしています。
TNR未開の地に入って活動するY氏の勇気ある行動。この地がY氏の存在を失えば、また後は野となれ山となれ、再び更なる野良猫の荒野に逆戻り。そういう事態になったら、その責任を誰が取るというのだろうか?
こういう輩(やから)が幅を利かせる世の中を手招かないように、心からの関心と応援よろしくお願いします。


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2014
03.22

横浜からの緊急SOS

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横浜からの緊急SOS】地域猫活動をする横浜の友達から連絡が入った。またしても路上で言いがかりをつけられ警察官二人を呼ばれたという。インネン野郎と警官合わせて三人に囲まれ、やんややんやの「二度としないように!」の大合唱。
外で暮らす猫を助けようとしている私の友人が二度としてはいけない「何」をしたと言うのだろうか。
彼は助成金が出ない横浜市で私費でTNR活動を進め、2月末までにほとんどの猫さんたちの手術を終え、その地区の野良猫たちの地域猫化に成功しつつあった。
ここで彼を強制排除したのなら、また再びそこは荒れ野と化すだろう。

その責任を誰が取るのだろうか?

それとも野に暮らす猫はみんな「殺せばいい」「餓死すればいい」と言うのがインネン野郎と警官二人の思想なのだろうか。そうならば、それは時代に逆行する危険思想に思える

そして、連絡メールを見て目を疑ったのは免許証を提示させ「画像をその人間が強要して撮影して行った」というのだから驚く。警官二人がついていて、国の法に照らし「犯罪事実」が全くない人間に目の前で個人情報の強要を行う。
おい警官、公平ではないではないか? 片方の言い分だけを鵜呑みにし、不道徳な行為を見逃すなんて、職務怠慢もいいとこではないか! 環境省は野良猫問題の最良の解決方法として「地域猫の推進」を推奨しているのだ。
何が法の番人だ。

虎の威を借り余勢がついたインネン野郎は、次は保健所の権威をちらつかせ脅しに入ったという。哀しいかな無知の愚かしさよ。奴は警察も行政も自分の味方だと居丈高に早合点している。Yさんのひた向きな努力でここまで漕ぎつけた地域猫をこんな時には労力惜しまず一匹一匹捕まえて虱潰しに殺してゆくとでも言うのだろうか。
こうなったら横浜市環境衛生課に「地域猫の考え方」をきちんと公式に出して頂いて、そいつに説明してもらうおう。
横浜市環境衛生課は国家的施策「環境省の地域猫概念」と真っ向から対立するつもりなのか。
横浜市環境衛生課は「捨て猫問題」と「野良猫問題」で目に見える形で一体何をして来たのか。

勇気ある個人の意思を水泡に帰させるつもりなのか?

神奈川の愛護団体と東京の人猫共生会議と猫の郵便でスクラムを組み、Yさんをガードし護るつもりだ。
それから、警察の態度。片方にだけに肩入れした介入の横暴さがあまりにも目に余るので、人権監視委員会何がしかへのアプローチも考慮に入れ検討してみようと思っている。

Yさんがこれから恐怖感を覚えるような妨害や脅迫を受けるようなことがあれば、インネン野郎○○も警官○○Aも警官○○Bも○○が外れ、実名で記事にすることになるかもしれない。
もし、横浜市環境衛生課が、Yさんが世話している猫たちの殺処分を決めたら、実名記事の範囲は役所にも広げます。

TNR活動を地道にし、給食し、地域猫化で問題解決を模索して来た人間をいたぶるだけいたぶるって、「何様のつもりだ」と言いたい。
人も猫も食で命をつないで生きる生物。正当な食べ物の供給がなければ生きてはいけない。死んでしまう。死んでも構わないと言うのならば、それは虐待の心理を白状したことになる。最大最悪の虐待は形はどうあれ、死に至らしめること。
食料補給路の断絶が意味するもの、それを「殺し」目的以外の何と説明するつもりなのだろうか。


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2014
03.21

サバイバル ~ 生き延びるために

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                                   Oblivion(忘却)

     If a dog bites a man, it's not news. But if a man bites a dog, you've got a story.
         (犬が人を噛んでもニュースにならないが、人が犬を噛むとニュースになる)
     昔から伝え聞く慣れ親しんだワールドワイドな慣用句、ボガート語録より

mas40.gif サバイバル ~ 生き延びるために mas40.gif

つい最近 「デンマーク産のジャムをもらった」というタイトルで`シャボット’に一つ記事を書いた

3.11前なら何の意味もない個人から個人へのプレゼントの受け渡し  デンマークという声ににっこりほほ笑んだ

3.11前なら産地ではなく「それ無農薬?」と聞き返していた  3.11を契機に生活の価値が変質しているのだ

野菜は九州 瓶詰ピクルスやオイルはヨーロッパ お茶はトゥワイニングと中国茶 米は九州とタイを自分でミックス

外食は全然しない  出来合いのお惣菜や加工食品はめったに買わない  料理が曲りなりにも出来てよかった

アフター3.11時代に何ら抵抗を見せず外食する人々のタフネスと無知に驚異と違和を感じるのは私だけなのか?

3.11前なら人目を惹かないタイトル 他愛ない日常 そんな日常の景色が外側からも心の中でも大破壊の土の上

そして今は原発過酷事故の戦時下を生き抜く心持ち  我が家の玄関を通る食品には厳しすぎるチェックが入る

それは被ばくにはどんなに低線量であっても“しきい値”がないことを知ったからだ

福一原発グランドゼロから限りなく遠い所で生産された食品を選ぶ

個人でできる ささやかな抵抗、私のレジスタンス運動

為政者の言うなりにはならない

銀座の有名デパ地下からは福一近郊野菜が消えている  自然食品の老舗・デパ地下「正直村」も様変わりした

一方で その辺のスーパーマーケットやコンビニでは福一近郊で採れた野菜もミルクもなんのその ごちゃ混ぜあちこち入り乱れて 赤ちゃんを抱いた若い主婦が何も気にせず何でもかんでもカートにポンポン放り込む  もう見慣れた

野菜 果物 乳製品に 魚介類に 加工食品(法的に加工食品に産地の表示義務はない)・・・

デパ地下文化とスーパー/コンビニ文化 その対比 格差社会は 3.11の後に「知的格差」にまでその大きな両翼を広げダークにダークに世の中に浸み渡ろうとしている

人はニュース番組の表舞台から消えたことは「終わったもの」扱いで忘却の中に消し去ろうとするが

忘却のアンダー鉱脈を今なお福一汚染水は毎日毎日海へ流れ続け  溶け落ちた核燃料「悪魔のはらわた」は行き先知れずのアウト・オブ・ブルー 魔界を行く

生き延びるためにはニュースを読み解く力をつけること 隠されるニュースの理由を読み解くこと そして読み解いたことを暮しの中に役立ててみようとすること 
原発過酷事故の大きな影はこれから色相や彩度を増し正体をあらわにする時を迎える


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2014
03.20

蘭の花「口内炎物語」

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InTheHos.jpg
                               保護し受けた傷が治りかけの頃の蘭 病院にて

蘭の花口内炎物語」】今、口内炎を病んでいる私の家の猫・蘭の花は外生活をしていた時、首と顔に大ケガを負わされ、緊急保護し、室内保護猫になりました。その時から7カ月、室内家庭生活も堂に入り、ニコニコ・ライフ真っ盛りのある日、ふと元気がなくなり何も食べなくなりました。原因は口内炎でした。

病院に行き、ステロイド注射をしてもらって、取りあえずまた食べられるようになりましたが、2か月過ぎたらまた口内炎を再発し一切の食べ物を受け付けなくなりました。

2度目もステロイド注射をしてもらい食事が出来るようになりましたが、この時は1週間も経たないうちに再々発し、その病院の先生に専門の病院での全抜歯を薦められたのです。

どうしようか。迷う時には人の医療の世界でも`セカンドオピニオン’を聞いてみるのが今や常道。抜歯を薦めた先生の了解を得て、私は一昨年から去年にかけ口腔と顔の腫瘍を病んでいた猫の郵便J氏の家の保護猫・グレース姫を診てもらっていた川崎の先生にセカンドオピニオンを求め、蘭の花を連れてうかがったのです。

先生は「全抜歯? そこまでする必要はないかも・・・」と、先生なりの治療方針を示してくださいました。
それは口内に効く抗生物質の投与、炎症を起こしている部分への薬の塗布、口内の清拭と消毒などの処置でした。
そして、口内炎の蘭の花はそこに一週間の入院生活。入院加療の成果は素晴らしいものでした。
赤く炎症していた部分は綺麗に治りピンク色に。
退院時に先生から「自宅でも毎日口内清拭をすること」と注意がありました。

そして、いざ帰宅し、先生の指示通り口内清拭と投薬を実行しようとしましたが、そこは医療のズブの素人。蘭の花は凄まじく抵抗し、その後逃げ隠れするようになり、それまでの友好関係は木っ端みじんに壊れたのです。
蘭の花にとって家は病院と違い甘えられる場所、自己表現できる所、とても口をこじ開け口内清拭するどころの話ではありませんでした。目いっぱいの自己表現、それは強い`拒否’行動でした。

結果は「はい」。繰り返しの再発が待っていました。川崎と我が家の入退院のリピート&リピーター。やがて自宅に戻り食べられるのは1日・2日だけとなり、どんどん退院から入院までの日数が短くなってゆきました。

こうして、キャリーに入って通院するのが大嫌いな蘭の花は自宅に戻っても、またキャリーに入れられるのではないかと猜疑心のかたまりになり、警戒して横になって休むこともせず、見るも忍びない辛い生活を送るようになりました。
自宅で病院のように口内環境を良好に保持して患部治療をするケアは力不足で思うに任せて出来ません。そうかと言って、一年中死ぬまで入院させておくことも出来ません。苦しい日々でした。

自宅から川崎の病院への遠い距離と時間。うまく行かない治療。いらだつ先生。人も猫も通院に疲れ果て、苦し紛れに選んだのは、近場で速効治療をしてくれる一番最初の先生に戻ることでした。
ステロイド注射治療は内臓負担のリスクがあるかもしれないけれど、その頃の蘭の花の精神状態は勝手知らない入院生活よりも落ち着いた家庭生活が長く続くことが何よりも重要でした。川崎の先生は根本治療を目指してくれたのでしょうが、こちらの力量不足でタイアップするのがむずかしくなっていました。

そうして、藁にもすがる思いでステロイド治療に切り替えてから約一年と三カ月、蘭の花はだいたい二週間に一回のステロイド通院で落ち着いた暮しを取り戻しています。ステロイド注射の効果は約二週間の持続力。このステロイド有効期間内は副作用で過剰な食欲を見せていますが、それ以外は普通の佇まいの猫に戻りました。
幸い今のところステロイドの副作用で出やすいと通説がある糖尿病の兆候はなく、先生からはステロイドの副作用は出にくい体質のようだ言われています。

しかし、口内の炎症は好転する気配もありませんし、ステロイド注射が効いている期間も微妙に短くなっている気がします。
そして、先生から今も、全抜歯を薦められています。全抜歯すれば炎症がなくなり、ステロイドに縁のない生活が送れるようになるかもしれません。
一方、同時にそれにはなんの保障もありません。

獣医師の先生からは「やってみなれば分かりませんが、口内炎が発症しない可能性を求めて手術するかどうかは飼い主さんの判断です」と付け加えられましたが、体に非情な負担を強いる「やってみなければ結果が分からない」手術をするのはロシアンルーレットのような危険な賭けに身を乗り出すようで恐いのです。

蘭の花の口内炎をめぐる今までの物語。経緯(いきさつ)と気持ちを正直に書いてみました。(鉄腕ウンガ)


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2014
03.19

子猫イリニフのカルテ

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ily562.jpg

子猫イリニフのカルテ】子猫が生き抜くには余りにも過酷すぎるエリアに捨てられたイリニフ。救出してから一カ月が過ぎた検診に、お馴染みの犬猫病院へ遠征して来ました。

通院のためにキャリーに入れる際は子猫の小さな体ながら全身の力をふり絞り激しく抵抗しました。捨てられた当時の何かを思い出したのでしょうか、渾身の力を込め実に激しい抵抗でした。

病院では脱走しないように洗濯ネットに入れ、視界をさえぎり落ち着かせるため、身ぐるみすっぽりバスタオルに包まれました。そして、はじめに体重測定。2.58kg。子猫の成長速度に上手く波乗りし、一カ月で約1kgの体重増量。先生には「見かけの割には重いですね」と言われました。

次に検便の結果は異常なし。続いては全身チェック。耳、眼、鼻、口、手足、異常なし。口内には乳歯がたくさん残っていて、診察中に先生に「まだ赤ちゃんなのね」と微笑まれ、生後四か月~五か月くらいという診たてでした。
去勢手術にはまだ早く、後一カ月~二カ月様子を見ましょうと言うことでした。

そして、最後にした血液検査では、エイズ・白血病共に「異常なし」と言う診断。

帰宅した子猫イリニフは、通院でかなりの心理的なストレスを受けたらしく、まる半日自分の部屋に引きこもり雲隠れしたきり出て来ませんでした。
ストレスフリーな普段は天真爛漫な様子を見せているイリニフは、しかし対人・対社会に接することはまるで駄目で、過度な緊張感を持ってしまうのが特徴です。
捨てられる前の暮らしぶりや捨てられる際の何がしかの場面が推し量られるような気がします。


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2014
03.18

猫の口内炎対応に‘歯を抜く’は有効? or Not?

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猫の口内炎対応に歯を抜くは有効? or Not?】ある方から猫の口内炎治療の相談がありました。病院で診てもらったところ、抜歯を薦められたそうです。病院の先生の診察によると「口内炎は口内の衛生状態が悪いから炎症する」という所見だった模様。
でも、この看たてには疑問を感じざるを得ません。私たちが保護した歴代の猫たちのかなりが今まで口内炎に悩まされて来ましたが、原因は一様ではありませんでした。

糖尿病や腎不全などの内臓疾患によって免疫力が低下し、真菌や細菌に感染しやすくなり口の中の柔らかい粘膜などを痛めてしまうケース。猫白血病ウィルスや猫エイズウィルスや猫カリシウィルスの感染自体が原因のケース。
そして、栄養不良や栄養摂取が上手くいかないことが炎症の誘因になるケースもあります。だから、猫の口内炎を一概に歯石や歯垢に原因を求めるのは道を急ぎなのです。今までさまざまな獣医師の先生に話を聞きましたが、猫の口内炎の原因は無数にあり、原因を特定するのは大変にむずかしいとのことです。拙速に事を運ばない方が良いと思います。


<相談者へのレスポンス・メール>

メールありがとうございます。通院ご苦労さまでした。

抜歯の件ですが、傷んでいる歯を抜くこと? または口内炎対応の全抜歯でしょうか。
抜歯したからと言って、必ず口内炎の症状がなくなる保障はありません。良く研究して慎重になさることをお勧め致します。

例えば「三毛猫ミーコと一緒っ!」のガンさんの所でも全抜歯した猫さんがいますが、口内炎は治りませんでした。

猫の郵便の保護猫、J氏の所のテネシーちゃんは拾った時に既に歯は一本もありませんでしたが口内炎になりました。

以前、獣医さんに聞いたのですが、麻酔をしてもうめくそうで、かなり痛いようですし、正直なところを述べさせて頂けば、私は多分やらないと思います。(鉄腕ウンガ)

鉄腕ウンガさんの家の蘭の花君も慢性の口内炎です。しかし、全抜歯はしていません。時に二週間、時に三週間、症状が出て来た時に通院しステロイド剤治療で対応しています。何故ならば、蘭の花君の口内炎が口内の衛生状態が悪いためとハッキリ特定できないからです。
セカンドオピニオンやサードオピニオンと色んな獣医師の先生の意見を聞いてみるのももう一つの道です。
ちなみに、蘭の花君は二人の先生に診てもらい、今の治療法に落ち着きました。

猫の口内炎がらみで少し脱線しますが、ある東京都動物愛護推進員が「猫の口内炎の原因はウェットフードだから、ウェットフードは与えない方がいい」と得意満面に豪語していたのを思い出しました。
首を傾げ、信用している先生にその件についてうかがったところ、「そんなことはないです。ドライフードしか貰ってなかった猫も口内炎にかかって、ウチに通院している猫はいくらでもいます」と。

猫の口内炎は謎。猫の口内炎は闇。だから、口伝えの噂話、迷い話、民間伝説、都市伝説が生まれやすいのです。


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2014
03.17

おととい来やがれ

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おととい来やがれ】「おととい来やがれ」とは「二度と来るな」と相手を追い返す意味。「おとといは」は漢字にすると「一昨日」。過ぎ去った日、つまり過去。この世に過去に行ける奴など誰もいない。
過ぎ去った日に「来い」と言うことは、もう「二度と来るな」とブラックなユーモアをたっぷり込めた意趣返しの言葉だ。

以前、区の協働推進課経由で「何か活動の手助けをしたい」と申込みをした人がいた。ファーストコンタクト折り合い良く、連携作業は順調に軌道に乗ったかに見えた。
しかし、活動は地味な仕事の繰り返し。時に地べたを這いつくばるような作業。昼間は他から敬意を示される仕事をしているその人は短期間で業を煮やし切れてしまった。
「こんなことやっていてもいつまでも埒があかないんじゃないですか? 行政とか政府中枢省庁と頻繁に会合を持ちトップダウン式に解決してゆく法律を作らないと駄目、切りがない」と去っていった。

「今実際の作業現場で体験していることが、動物たちが受けている痛みや苦しみの学びにはなっていませんか? そして、不幸な動物たちを取り囲む“生の社会”を体感する経験にはなりませんか? まずは今助けを必要としている生の現実に即応していかないとね」と、そう問いかけた言葉は宙を空振り無駄に終わった。
その人はボラ活動に美しすぎる幻想を夢見ていたのだろう。夢・幻想は雨に打たれ風にさらされ幻滅に様変わりした。去る者追わず。

夢・幻想という観念はいつでも現実という厚い壁にはね返される。現実を受け入れられなければ生の現実を知らず「現実」を変える力にはならない。
現場/現実の泥にまみれたことがない「絵に描いた餅」ならいくらでも空高く空砲打ち放てる。実際を持たない人にありがちなこと。
マルコ・ブルーノ氏が生の現場を知らない識者や空疎な言葉を並べ立てる動物愛護ブロガーにアイロニー満載で痛烈な意趣返しするのもうなずけると言うものだ。

また一方、「地域猫」の概念の提案者「黒澤泰」先生のセミナーを受講した時、先生は「野良猫問題を地域猫という考え方で解決してゆく案に<良い考えだ>と賛同してくれる人がとても多い」と言っていた。しかし、では実際に手足を動かし行動に移しましょうとなると、手を上げてくれる人は「本当に少ない」とも明言していた。分かってはいるが足腰が動かない人たち。これらが実際。現実の姿だ。

地域猫活動/動物救済活動の辛さ苦しさは動物が受けている辛さ苦しさと表裏一体、裏と表の関係。世の中を変えたいと願うなら「自分を変えることから始める」という“気づき”を持たない人があまりにも多すぎるのだ。

手を汚さずして果実を得ようとするのは、樹木のない絵空に成果の実りだけを描くようなもの。それを「空想果樹園」と呼ぶのだ。


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2014
03.16

怪我をした猫メール:解決へのステップ

Category: 地域猫活動
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怪我をした猫メール、解決へのステップ】3月6日付けの記事で一報を知らせた「怪我をした猫」の件は2回目のメールが届いた後に、夜が明けてから鉄腕ウンガさんの方から電話連絡を差し上げ、解決へ向け第一段階のステップを歩み始めています。

状況と事情の聞き取り、野良猫や捨て猫を地域猫というシステムの中で護って行く考え方=やり方の説明をし、了解して頂いたように思います。
今回の件では、怪我をしている猫と共に周辺には不妊去勢手術を受けていない猫が数頭いるらしく、TNRも含めてやって頂くと言うことで、その方がこの件で最初に相談した同じ港区に住所を持つ「人猫共生会議」に作業を依頼する手筈になりました。

困っている猫を助けたい。その思いは尊いけれど感情だけでは助けられません。外に生きる猫を生かすも殺すも「覚悟」と「責任」と「知識」が必要です。
「覚悟」と「責任」と「知識」とは何か。
猫の命を助ける「覚悟」と「責任」と「知識」のホライズンになるのは、何よりも先ずは「管理されていない野良猫から“適正管理される地域猫へ”」の実行が全てです。
一に地域猫化。二に地域猫化。三に地域猫化。一から十まで「野良猫から地域猫へ」が絶対の全てです。
たとえ、怪我を治したとしてもTNRをおざなりにしたのなら、不幸な猫が次から次へ再生産されてゆく問題が残ります。それを分かって頂きました。

3月7日の記事では厳しい指摘をしましたが、アイデンティティをハッキリして頂ければ、こちらも鬼ではないので門前払いで断るようなことは今までにもして来ませんでした。
それがこちらサイドの相談を受ける「覚悟」と「責任」です。
ニセ情報に振り回された日々も数々ありましたが、鉄腕ウンガさんや共生会議の人は人徳者の塊りのような人たちなので、物事に相対する誠実ささえ見せて頂ければ、パートナーシップを築き次のステップへ歩み出せると思います。

みんな、無駄骨/労力を惜しまず東へ西へ本当によく働くと思う。


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2014
03.15

大規模工事が始まった

Category: 地域猫活動
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大規模工事がやって来た】冬から春への季節の変わり目。この時期には例年強い風が吹くのが風物詩。今週は来る日も来る日も風が吹かない日はなく、風に悩まされた一週間だった。風の季節の到来だ。今しばらく続く。
そして、もう一つ。私たちの日々の活動現場では東京オリンピックを見すえてのことだろうか、大規模工事が予告通り始まった。工事期間は三カ月余り。2カ所のハビタット(生息地)ポイントが引っかかった。

工事期間中、猫たちはそこで支障なく生きて行けるのだろうか。

毎日二回の給食活動は今まで通りにやっていけるのだろうか。

案ずるよりは説明を聞きに、そしてこちらの事情を説明するために、大手建設会社に掛け合いに行って来た。
工事の規模、工事の内容、作業時間、足場を組む場所など心配な点を事細かに聞いてみた。作業時間以外なら脇から現場に入ることもそれで許可してもらった。

工事請負が紳士的な大手の建設会社でよかった。鼻であしらわれることもなかった。丁寧に対応して頂けた。
会話の初めに「エサやりですか?」と問われたが、内心の声で「ここでプライド。ここで存在証明。ここで面目躍如しなければ!」と、こんな風に言わせて頂いた。

「表面的に見れば、“エサやり”に間違いはありませんが、私たちの活動は単なる“エサやり”ではありません。それだけでこの活動が成り立っているわけでもありません。関係会社や地域や個人宅、そして区役所との交渉。対象猫全頭の不妊去勢手術。容態の悪い猫や外生活が不可能な猫の保護。死んだ猫の葬送。清掃、時には池のようになった大きな水たまりへの砂利入れ。などなど多岐に渡る目配せで猫問題の解決を図って来ました。
実際、この周辺には当初50頭を超える管理されていない猫がいましたが、今では15頭に減少させることに成功しています。
単なる“エサやり”に見えるかもしれませんが、私たちの活動は捨て猫問題の解決を目指した福祉活動だと思っています」と、無駄かもしれないけれど、矜持を示した。

交渉事は下手(したて)に出てはダメ。水平の関係、水平の均衡を見失わないようにすることが肝であり、肝心かなめのセオリー。
必要項目は必ず聞き取り、言うべきことをはっきりと言い、目的を遂げるようにする。

話し合いは何の支障もなくスムーズに進み、工事期間中の私たちの活動については、とりあえずの許可を頂いたので、ホッと安心の帰り道になった。


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2014
03.14

顔真っ赤 ~子猫イリニフは男の子だった

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顔真っ赤子猫イリニフは男の子だった】2月16日に湾岸の水辺から救出した子猫はすくすく活発に育っている。訪問客があると、人見知りして逃げ出すのは今でも相変わらずなのだが、普段は天真爛漫な顔を見せている。

しかし、キュートな顔立ちと細い鼻筋と細い体がだんだんとずんぐりむっくりの方角を目指し歩み出し、「何か変だな? 変だな?」と首を傾げていたら、拾った時から二週間くらい経った頃、真っ平だったオマタにふっくらとした形状が浮かび出し始め、何と子猫は女の子ではなくて、実は“男の子”だったと分かった。

複数の目で確認したはずなのに大失態。燃えるストーブのように顔が真っ赤になる恥ずかしさに、恥ずかしさを隠すために思わず笑ってしまった。
子猫は無邪気にわれ関せず、良く食べ、良く眠り、やんちゃに遊び回っているけれど、特にきびしかった今年の冬、発育不全だったのだろうか?

何はともあれ、性別が男の子であれ、女の子であれ、猫に変わりなし、命に変わりなし、助け保護しなければいけない対象に変わりはなかった。
あの地で子猫が生き抜くのは不可能だった。ね、東久留米市のHYさん、そう思いませんか?


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2014
03.13

地域猫活動の原点×猫問題は「環境問題」なの?

Category: 地域猫活動
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地域猫活動の原点×猫問題は「環境問題」なの?】鉄腕ウンガです。地域猫セミナーに出席した際、疑問に思うことがありましたので、メモをたどり考えてみたいと思います。

それは東京都動物愛護推進員の方々が「外猫問題は環境問題です」とブチあげていた点についてです。

先ず『「環境問題」とは何か?』と言う言葉の定義がなされないまま、突然に「猫問題は地域の環境問題です」と言われました。そもそも環境問題とは何を指す言葉でしょうか。
更に「地域猫活動は動物愛護活動ではなく、地域の環境問題解決のために方法です」とおまけまで付ついて来て。

この言葉を見聞きして、講師の方々が地域猫活動をしようとする人たちが「ともすれば猫を生かすことだけに目を奪われ、地域住民の理解を得るための活動をスキップしないよう」に、敢えて「猫問題は環境問題」と言っておられるのかと納得しようとしました。
しかし、良く良く読み込んでみると、そうではなく本気でそう考えておられるようなのです。

「地域猫活動」とは、横浜市保健所勤務の獣医師「黒澤 泰」先生が、野良猫への住民の苦情が多く、猫が忌み嫌われている状態に心を痛め、「何とか解決の方策はないか」と考えた末に、「野良猫に不妊手術をして地域の人が世話をし、猫を見守っていく活動=地域住民の迷惑にならず猫を生かす→結果、地域のコミュニケーションの活性につながり安心な町作りにもなりますよ」という考えから発案され生み出されたものだと、私は解釈しています。

黒澤先生が「地域猫」を発想した原点には、捨て猫され自分の責任ではないのに食べ物を求め徘徊したりする姿や人間の身勝手で殺処分される件数の膨大さに、「可哀相だな」という人間的な思いがあったからだと思います。
その著書の中で、「小学生に猫の絵を書いてもらったら、箱に入れられ川に流される猫の絵があって、愕然とした」というくだりがありました。

なぜ、先生は愕然としたのか? それは命があまりにも軽く扱われ悲惨な有様だから。そして、それを柔らかい感受性を持つ小学生の目が覚えていたから。命あるものを日常風景として川に投げ捨てるなどあってはいけないことだという思いの発露からだと感じました。

「猫問題は地域の環境問題」と言い切れる俯瞰的物見の根底に「外の猫たちの運命への愛情」を感じるとることが出来ないのです。それは「動物問題」をあくまで人間中心主義の立場に立って考えるか、人間社会に翻弄され苦難を強いられている動物たちを助けようと考えるか、発想の原点の決定的/根本的な違いに思えます。

同じ動物問題に関わる人同士であっても考え方が違う、深くて暗い川のようです。
川をドンブラコと流れて行った猫の子はどうしたのでしょうか。
流れて行った猫の子に感じる身体感覚が違うのならば、おのずと次に出て来る言葉も行動も違って来ます。
私には川を流れていった子を「地域の環境問題」と切り捨てることはできません。
越えられない暗くて深い川、猫問題を「地域の環境問題」とすり替えてしまえる考えの人とは、たぶん理解しあうことは到底困難なのでしょう。

私たちの活動の原点は、人間の身勝手さや罪深さから生きる道を失いかけている猫たちへ「命の橋」を渡して上げる「福祉の精神」に始まり、始まりの気持ち(=原点)をいつも忘れないよう心掛けているつもりです。

ちなみに広く一般的に「環境問題」で指摘されているのは、熱帯雨林の問題も生物多様性の問題(希少動物の減少・絶滅)も温暖化の問題も人間の飽くなき強欲が原因し、もたらされているという点です。
このことを考慮に入れず、イメージだけ美味しいとこ盗りで「環境問題」の言葉の流用は、言葉の定義づけもキチンとせずして、とにかく虫が良すぎるのです。
世界で広く言われている「環境問題」と、外猫問題の「地域の環境問題」は、言葉として全くシンクロしないものです。

人間中心主義の精神を改めない限り、「殺処分による解決」という悪習は延々と繰り返され続いてゆきます。そして、哀れ犬猫が川をドンブラコドンブラコと流れて行く光景も果てしなく続いてゆくのです。(鉄腕ウンガ)


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2014
03.12

鳴く子も黙る腎臓サポート:猫会社各社は療法食の研究努力を

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鳴く子も黙る腎臓サポート猫会社各社は療法食の研究努力を!】子猫イリニフが我が家に来てから一カ月の時間が経とうとしている。外活動で初めて見た時から二か月。保護してから一カ月。どんどん成長している。
初めて見た時から2倍? 家猫になってから1.5倍? ミルミル間に大きくなった。何でも食べる。ガンガン食べる。2日前には初めての焼き魚をして上げた。ノルウェー産の鯖。他の猫たちと争いペロリと食べた。
食欲には何ら心配ない健康体、一直線に伸びた順調なレールに乗って、萌える若葉の季節を陽ざしいっぱい浴びて生きて行く。

ところが、病気にかかるとそうは行かなくなる。食も体内バランスも何もかもが暗転する。食の嗜好の幅が極端に狭まり、「これも食べない」「あれも食べない」となって行く。
病気の猫の`食べ物探し’は本当に一苦労、一仕事の大ごとになる。
それに腎臓病を患っている猫のケースは何でも与えて良いわけではなく、タンパク質やリンやナトリウムを制限し成分調整した療法食で対応しなければ病状を更に悪化させることになるので、加えての大変さになる。

ここからが大問題。腎臓病の療法食を皿に盛って「はい、どうぞ」と差し出しても自発的になど全然食べてくれない。プイと横を向かれてしまう。絶対に食べない。断固食べない。
絶対に食べないとなると、命の危機につながって行くから、「食べぬなら食べさせてみようホトトギス」と必然のこととして強制的に食べさせる事態になる。そして、強制食事介護の日々が始まる。

自発的に食べない猫の食事介護。仕方がない。Wキャリアのバラタマタンは毎日毎日、この不味い処方食を喉の奥に押し込まれ生きている。えっ、不味いってどうして分かるのかって? はい、直ぐに分かりました。
健康な食いしん坊猫が見向きすらしませんもん。
どの猫も食べようとしない療法食。横取りされる心配が絶対にない療法食。食欲旺盛な子猫イリニフが洟もひっかけない療法食。
鉄腕ウンガさんの家の蘭の花君が口内炎でステロイド治療をしている副作用で、食欲の鬼と化していると聞き知っているから「これ食べるか試してみて」と、療法フードを手渡したら、蘭の花君にも避けられサッサと逃げられたという。

猫もまたいで通る療法食。猫も食わぬ療法食。鳴く子も黙る療法食。鳴く子を黙らせる不味いフード。
腎臓サポートなどの療法食は、ローヤルカナンやヒルズなどが商品化し発売しているが、病気対応の的確な科学的数値を満たすばかりではなく、猫の食べ物としての嗜好性の高さももっと研究&追及して欲しいと思う今日この頃なのだ。

キャットフード各社の皆さん、病気の猫の商品開発の分野は未だガラパゴス、石器時代にあります。


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2014
03.11

大震災の日の奇跡

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大震災の日の奇跡】Wキャリアで慢性腎臓病のバラタマタンの栄養補給はここ2カ月以上もっぱら強制的にする給食オンリーに頼っている。
自発的には去年の暮れあたりから何ももう食べてくれなくなった。

一日二回する食事と水の介護の他に、ケージの中には水とローヤルカナン・ドライを置いているが、自力で食べたのは二カ月にわたる期間の中でもほんの数回。残量でそれと分かった。
しかし、つい最近はそれもなくなり、ケージの中に形ばかりのお供えをしているようなものだった。
そして、体重は少しずつ少しずつ減り続け、とうとう1.5キロの危ないラインを切っていた。
人知の及ばないラインへ、神のみぞ知るラインへ。どうすることも出来ずにいた。

犬猫病院の先生の指導通りに一日に必要な食の量は満たしてはいるが、どんどんどんどん減量してゆく痛々しいバラタマタンの体、顔、毛並。
だからと言って、「もっと食べろ」と食べさせ過ぎも体に大きな負担をかける。
ある種のあきらめに似た思い、そして達観の心境の間を、気持ち揺らしながら行きつ戻りつの見守りが続いている。

ジーっと見つめていると、生命科学の枠を超えて、持ち前の気丈さだけを命綱にして生きているようにさえ思える。

ところが、大震災の日、バラタマタンのケージのそばにゴロンと横になり話しかけたり、寄って来た子猫イリニフをあやしていたりしていたら、突如バラタマタンが寝床から起き出しローヤルカナン・ドライを一粒二粒と何とついばみ始めたのだ。晴天のヘキレキの驚きだった。目を疑った。
ほぼ骨と皮だけにやせ衰えているのに、自力で食べる気力を奮い起こしてくれた。
わけもなくジーンとした。

ドライフード数粒を食べてくれたからと言って、今更どうなる問題ではないのだろうけれど、胸熱くさせられたバラタマタンの健気で気丈な生命力だった。

梅の花咲く並木道を通り抜け、次は桜花咲くバスストップをひたすら目指して。


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2014
03.10

港区イベント/まち猫セミナーには行かなかった

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港区イベント/まち猫セミナーには行かなかった】今は子猫イリニフが床をトコトコ走り回り、小さなボールを追い無心に遊んでいるところ。
外回り早番当番を終え帰宅すると、間髪入れず洗い物をし、猫砂トイレ交換をし、次は猫さん家族と車座にすわり夕食タイム。猫たちの夕食が終われば、また洗い物。
こうして暮れて行く「猫の郵便」おなじみのEarly in the night。
Wキャリアのバラタマタンの栄養補給も皮下補液も投薬も終わった。慢性腎臓病のアテニャンの皮下補液と投薬もしっかりやっつけた。しかし、尿毒症のポポフ君には逃げられた(後からやろう)。
・・・が、この一段落が、取りあえずの、毎日の中でホッと一息する時刻。

ホッと一息は読んで字の如く、「一息」する束の間。その後には“やることエレメンツ”が山のように控えていて、調べものもある、ブログ更新もある、呑気にお茶するゆとりなど全然ない。
そうして時間が来れば、またミッドナイト遅番の地域猫活動に出かけて行く。
眩暈のような忙しい日々。これでは、とても他のことに時間を注ぎ込むなど出来るはずもないから、恒例の港区イベント「まち猫セミナー」には当然行かなかった。

なーんて言うのは嘘。セミナーはウィークエンドの日中のことだから、行こうと思えば行けた。行かなかったのだ。
理由は「つ・ま・ら・な・い!」からの他にない。
行政の年に一回のイベント。「区も何がしのことをやっていますよ」というアリバイ作りの為に行われるイベント。講師は東京都動物愛護推進員の変りもしない同じ人が、例年「地域猫活動の講釈」をするイベント。
地域猫活動を積み重ねた経験もなく「地域猫活動の指南」をするその摩訶不思議さ。
地域猫活動の若葉マークの人には有益かもしれないが、身体感覚を伴わない「上から講釈」など聞くに堪えないと思った。

犬猫一匹助けたことがなく、家に入れたことがなく、地域猫活動の日々の経験が一切なく、フクシマの猫の話を始めると関わりを拒否し逃げ出す人、そして同じ港区で地域猫活動する人の立場を危うくしイジメた人。
行政サイドに都合が良い人だからこそ毎年呼ばれ続けているのだろう。
同じ区内に住む別の人にどんな人か尋ねてみたら「あの人、地域猫活動なんかしたことないわよ。家にも猫一匹いないしね。猫一匹助けたこともないのよ」と言っていた。

鉄腕ウンガさんが活動を通じて知り合った人もセミナーには行かなかったという。その訳は「活動をあの手この手で妨害する人が来る所に何で好き好んで行く奴がいる?」ということだった。
外猫たちの痛みを身体感覚で分かり得ない人が講釈をし、それをアンチ地域猫の考えを持った人が拝聴しに集まる奇妙奇天烈なセミナー。
・・・これで良いのですかね?!? ・・・んー、頭の中がハテナ・マークだらけ。


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2014
03.09

大震災、3年目の去来

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大震災、3年の砂の去来】もうすぐ3・11。あの東日本大震災と原発事故から3年の月日が過ぎようとしている。
テレビや大新聞は11日まではアリバイ作りのため、横並びに予定調和の型どおりの特集を組むのだろう。

足元に波をかぶらないように狡猾な小奇麗な言葉を並べ立てて。

何も解決しちゃいないのに。

何も終わっちゃいないのに。

フクシマには多くの動物たちが見捨てられた。生活のトビラを閉めてしまえば鳴き声はもう聞こえない。暮しとはそういうもの。暮らしのシェードを四方に降ろせばブラインド、何も見えない、聞こえない、そして感じない。
少年時代に暗い部屋で読んだフランツ・カフカの「変身」の世界を思い出す。

ある朝突然に目覚めたら体が虫(異物)と化していたグレーゴル。異物と成り果てたグレーゴルと遠巻きに取り囲む家族との互いの葛藤と苦悩。しかし、終幕でグレーゴルは見捨てられ、彼の亡き骸を尻目に家族は明るい陽光の中にピクニックに出かけて行った。

そんな印象をぬぐえない東日本大震災から3年目を見つめる空しい「去来」なのだ。

上のYouTubeはイギリスの最も知的なロック・ミュージシャンの一人、ブライアン・フェリーの「Windswept」。Windsweptは「風にさらされるままなすすべもなく吹きさらし」という意味。
「何も聞こえず。何も見えず。私は吹きさらしの砂。時に砂浜に、時に宙に、時に波間に、ただ漂う。・・・どうか私を見捨てないでくれ。・・・ならば高く高く舞い上がらせてくれ」と。

汚れちまった大地には狂った花が咲き誇る。狂った言葉が取り引きされる。でも、誰も目の前のそれを「狂気の花」「狂気の社会」とは思わない、信じない。

時代の狂気は・・・、狂気の花は・・・、人の心を土壌に広がってゆく。その種子を広げてゆく。


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2014
03.07

緊急を要することは電話連絡ができるようにメールを!

Category: 速報と情報
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緊急を要するものは電話連絡できるようにメールを!】3月6日付け記事の続報です。ある方から怪我をした一匹の外猫のレスキュー依頼が木曜日の夜にあり、メール返信したところ、まる1日と3時間過ぎて返答がありました。
この間、約27時間。緊急を要する相談や通報は即座の連絡が可能になるように電話番号などの自分の身分を明らかにしてメールするなりして下さい。

それがなければ、事件事故の場所の特定や該当する猫の特定もできません。今まで匿名で寄せられたメールのほとんどが“虚偽/虚報”でしたから、経験を重ねた現在はその真贋を疑わざるを得ませんでした。
実際、メール通報の90%が、全くの出鱈目であったり、茶化しであったのが偽らざる現実です。
事件事故や意見や提案が真実に根差したものであるのならば、問題をパートナーシップを築くことで解決してゆくのがベストであり、筋道です。その為には、お互いに存在をリスペクトし合うべく、アイデンティティをオープンにしてくれない限り、次のドアは決して開いて行かないのです。

闇の中から誰とも知らない人からメールが届けられ、いつ・どこで・誰が・どうしたのか何も分からず、どんなことができますか? 何ができますか? そうではありませんか?

幸いなのか、不幸なのかはイザ知らず、昨日の「怪我をした猫の件」のメールの人は、第ニ報があって分かったこととして、他のボランティアにも1カ月前に「怪我をした猫の件」で連絡していたようで、結局、自分の身体はそこに介在させたくなくて、ある日突然にスワーッと空から降りて来るスーパーマンを期待し探しているような印象でしたね。

ボラ・グループや警察に届け出れば、それで「終わった気になっている」感覚。でも、私たちは医療資金・物心の負担など、そこから始まるのです。そこから救出劇を立ち上げて行く現実があるのです。でも、そうなった時、今まで。助けて欲しいと連絡があり、手助けした多くの人が、ガイドした道すじに1円のスーベニアも遺さず跡形もなく消え去ったのが実際でした。

ボランティアはボクシングのサンドバッグではないのです。いつでもどこでも、湯水のごとく時間やお金が湧き出て来るスーパー・マイティ・マンやサイババではないのです。
ボランティアになら何でもぶん投げられると思っているのならば、それも浅はかな考えです。
互いに限界のある人間。「可哀相!」と思い、より良き方向に解決を望むのなら、パートナーシップが必要不可欠な要因です。まずは自分のアイデンティティをあからさまにした連絡を!

※ ジェネラルトークですが、怪我をした猫は警察に身柄を届けないようお願いします。警察から役所関係の施設に身柄が移されると「殺処分」のカウントダウンが始まってしまいます。


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2014
03.06

単なる怪我か? 虐待事件か?

Category: 速報と情報
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単なる怪我か? 虐待事件か?】毎夜の地域猫活動を始める時刻。遅番シフトの準備寸前の時刻。猫の怪我を報せる通報メールがあった。

毎夜の地域猫活動はいったん準備を始めたら、作業を投げ出して他のことに身を乗り出すわけにはいかない。夜が明けるまでは反応も対策も何ら取れない時刻のことだった。

メールには大ざっぱな状況が書かれてあったのだが、差出人の属性や存在証明を表すものは何も記されていなかった。

日が変わり、夜が明けてから落ち着いた時間に、返信メールを鉄腕ウンガさんの方から「通報者」へ送信してみたが、24時間過ぎても何の反応も返って来ない。

メールに書かれていた場所は私たちの活動エリア外ではあったが、寄り道して散策してみた。しかし、該当する猫の存在は確認も発見もできなかった。


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2014
03.05

夜、春前一番に自転車をなぎ倒され

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春前一番に自転車をなぎ倒され】鉄腕ウンガです。昨晩は稀にみる大強風の夜でしたので、レポートします。

長く降り続いた雨は昨晩の9時前には上がり、西の空には大きな三日月がかかり、「今晩の活動は雨にぬれなくて良かった」とホッとしていました。

しかし、マスクのすきまから入ってくる風は鋭いカミソリのように冷たく冬はまだ終わってはいず、外で暮らす猫さんたちは雨の後にこの寒さじゃ「大変」と、「今晩の猫さん弁当は早めに持ってゆかなくちゃ!」と思ったのでした。

真冬並みに着こんで、猫さん弁当を自転車に下げてGo!Go!Go!と、大強風にあおられて。
室内にいてもゴーゴーと物凄い風の音がしていました。しかし、外に出てみると覚悟はしていましたが辛いものになりました。

自転車を漕ぎ出すと、激しい向かい風に行く手を阻まれ、横風にバランスを崩し、思ったよりもっともっと強い風が吹き荒れていて、一カ所目の給食を終え、「さあ-次へ」と移動走行中、自転車ごと`強風の中の大突風’にいきなりなぎ倒されてしまいたした。痛いーっ・・・
通い慣れた歩道でこんな目にまさか遭うなんて・・・

猫さん弁当のロイヤルカナンが歩道に転がり、弁当は一体全体どうなってしまったのか? 慌てふためきながら自転車を起こして、風と平行の場所に留め、「猫さん弁当は無事か?」と弁当が入ったエコバッグを拾い起こそうとしたら、またまた大強風の乱暴で自転車がスッテンコロリン地べたに叩きつけられ、「あ~あ」の始末。

で、兎に角、落ちた荷物(弁当)を拾い上げたら、今度はしゃがみ込む自分の体に自転車が体当たりして倒れて来たり、踏んだり蹴ったりでした。

すったもんだの末に何とか荷物を元に戻し、気を取り直し給食に向かおうとしたのですが・・・。
結局、猫さん弁当一個をあらかた消失。他はドライフードとウエットフードがヒッチャカメチャカ・ミックスになっていました。

「あ~あ」の連続の活動でしたが、・・・「ぱっぱっ!」とドライとウエットをより分け形にし、何とかあちこち一回りし、弁当の器の回収をしに行ったら、どの場所もあんな大暴風の中で皆きれいに食べてありました。

日によっては大量に残ることもありますが、この日は一日中悪天候だったので「外猫かまい」の方々の`活動’は無かったのが要因でしょうか。
弁当が残って無駄を出す日もありますが、昨日のように完食の日もありますので、お弁当はいつもマックスの量で作ります。大雪が降ろうが、雨が降り続こうが、大暴風が吹こうが、腹が減る時は猫も腹が減ります。
猫をかまう人が出控え出没しない悪天候の日こそ私たちの活動は大事なのだと思っています

そうしてホーホーの体(てい)で帰宅して我に返ると、身体はだるく、あちこち痛みアザだらけでした。ぶつけた所がウチの猫の蘭さんのようにブチ猫模様になっていました。

猫の郵便のJ氏に電話で「ひどい風だった」と報告したら、J氏はある場所で荷物が頭上高く上方へ飛ばされ、ポルターガイストを体験したようだったと言っていました。飛ばされたものを拾い集めるのがコント劇のように大変だったとか。風と共になくなってしまったグッズもあったようです。

春前の大嵐。夜どおし吹き荒れた`春前一番’。・・・大雪、・・・長雨、・・・風の嵐、こうして地域猫活動は寝静まる夜の中人知れずひっそりと続いてゆくのです。


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2014
03.04

やってしまった

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やってしまった】眠りほど素敵なものはない。眠りの中で見る夢。潜在意識の底から浮かび上がって来る不思議な夢、そして時に宙をシュールな魔法の舟で渡るようなファンタジックな夢。
有意識の中では決して思い出しもしない記憶のかけらも眠りの中でなら夢を伝って降りて来ることもある。

しかし、疲れ切ってヨレヨレになり、しぼったボロぞうきんのようになって眠る夢は、たいがい碌なもんじゃないことが多い。
夢の中でモロ忙しくリアルに働いていたり、洗濯物の残骸の前でやる気をなくしへたり込んでいたり、荒れ放題の部屋の中でむきになって片づけをしていたかと思えば「ダメだ!」とあきらめていたりする、日常茶飯事に追われる哀れで粗末な自分の姿。

時に夢の中で外猫活動をしている姿を見るのは最悪のパターン。時間を気にしながら眠っている何よりの証拠だからだ。そして、その夢のパターンは大きな間違いの素にすらなる。夢の中で地域猫ルーティンをした気になって寝過ごしてしまうのだ。

でも、今まではそういった類いの寝過ごしは30分くらいで済んでいたから、別にどうということはなかったのだが、とうとうやってしまった。3時間を超える寝過ごし。パニックになった。焦りの大洪水が一気に押し寄せて来た。
「I did it!」「やばい!」「とんでもないことをしちゃった!」「でも、今回一回こっきりだ! I did it againじゃーない!」という苦しい言い訳、「行かなきゃ! いや一日2回の活動だから一度くらいサボっても・・・」などなど。
頭の中で悪人フーテンと善良フーテンがせめぎ合い、戦い合っていた。

実は早番の地域猫活動に出向く前にちょっと一休みのつもりがコンコンと寝入ってしまったのだ。出かける前に「まだ少し時間がある」からと、Wキャリア闘病中のバラタマタンのケージの前に横になり「行ってくるから留守番だよ」と話しかけている内に瞼が下りてしまった。
気がついた時は「いま何時?」と、時計を見て大わらわ、上から見えない巨大なハンマーがドーンと落ちて来た。

パニック大洪水の最後に降りて来た言葉は「とにかく落ち着いて。落ち着いて。Calm down! Calm down! 死んだわけじゃないよ」と。
正気と冷静への戻り道、悪人フーテンと善良フーテンの戦いは結局「善良フーテン」が勝ち残っていた。
それからがまた大慌て。腕をまくり、両腕をブンブン回し、風切って出かけた。外猫さんへの申し訳なさと後ろめたさで一杯になって。

外猫さんたちはポツリポツリ降り始めた雨の中で静かに待っていてくれた。

その日その後の遅番の活動はその地域だけ時間を微妙にずらして行い、一日の地域猫活動ルーティンを取りあえず全部、朝の6時までに済ませることができた。
相手は猫、嘘もつけるし、ごまかしも利く。だが、一度言い訳が始まると、坂を転げるように活動が駄目になる。
反省で顔が青くなったり、赤くなったりの地域猫活動の夜だった。逆に言えば「相手は猫、だから嘘もごまかしもできない」ということだ。


99リス

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2014
03.03

あれから二週間~捨て猫子ネコ~ブログデビュー

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あれから二週間】親愛なる品川区に住むIMさま、東久留米市に住むHYさま。上の写真が二週間前に湾岸から救出してきた子猫イリニフです。人見知りして、知らない人(カメラ)に警戒心たっぷりの表情をしています。
緊張していますね。

でも、普段はもうすっかり馴れ親しんで我が物顔で傍若無人に暴れ回っています。が、知らない人が来ると即座に身を「カチッ!」と硬くするのが止まず、マダマダですね。

この写真は捕まえてから二週間目。たった二週間なのに随分大きくなりました。初めて姿を見たのが約二か月前。冷たい風が吹き抜ける夜の広場を何か小さな物体が疾風の如く駆け抜けて行ったと思ったら、はや二カ月の星霜。成長期の子猫はどんどん大きくなります。
特に捕まえてからの二週間は日に日にミルミルふくらんで行きました。

三日月の形に作ったパンが一瞬き二瞬き三瞬きする内に「えっ」「あれっ」「ギョ」とフンワリフンワリふくらんで「あっ」という間に満月になった、そんな恰好です。

外から帰って来ては「えっ、また大きくなった?」。すっぽりケージに覆いをかけて一晩寝かせ朝に声かけすると「あらら、また大きくなった!」と。まるで超人ハルクの大進撃、大成長の日々でした。
鼻の頭の汚れがまだ取れていませんが、これも自然に時間の問題できれいになって行くでしょう。

子猫イリニフの未来は・・・

里親になってくれる人を探すのか、それとも我が家が終の棲家になるのか。それは適性を見ながらの判断になります。胃腸が弱く未だ安定せず、不妊手術もまだ先のこと、様子を見ながらこの子の「幸せの先々」を考えて行こうと思っています。

この子を里親に出して、少しでも外猫や捨て猫を救出する余白(スペース)を確保して置いた方が良いのは分かっていますが、里親探しは手を上げてくれる相手あってのことですし、未来は誰の目にも分からない。誰も未来を自由にできない現実という厄介な壁があります。

この子イリニフだって、まさか自分が捨てられるなんて思っても見なかったはず。そして、捨てられてからはきっと不安と恐怖の連続に、しゃむに刹那の”今”を必死でつないで生き延びていたのだろうと思います。
「今を生きる」のに精一杯、それが非力な私たちと外猫たちの生の実の姿なのです。

品川区のIMさん、この子へのフォスターペアレントの申し入れの件、本当にありがとうございます。孤立感にさいなまれる私たちの活動の現状には、福音の鐘の音のような言葉の数々でした。


99リス

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2014
03.02

Mission ~立ち止まり胸に手を当て考える

Category: Friendship
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Mission立ち止まり胸に手を当て考える】親愛なる練馬区に住むSQさま。「ブログ更新など気にせず、体を休めて下さい」というあなたからのメッセージ、伝え聞きました。
野に伏す草木が一滴の水で潤うような優しい言葉でした。胸の深くに浸みました。

確かに疲れています。どっしり重たく疲れています。「この国では動物福祉活動は穴の開いたバケツで水を運ぶようなもの」とはマルコ・ブルーノさん、よく言ったものです。

そして今夜も水を汲む。穴の開いたバケツに水を汲む。そして今夜も水を運ぶ。穴の開いたバケツで水を運ぶ。そして今夜も水を配る。命の水を配って歩く。それが私たちの活動だからです。
チクタク時計が針を進め‘約束の鐘'が打ち鳴らされれば、首長くして待つ猫住む街角に出かけて行きます。

しかし、その鐘楼の音は外から鳴り響くのが聞こえるのではなく、自らの心の内に聞く‘鐘の音’です。いつでも破っていい約束ならば、それは約束ではありません。契約書のない約束だから大事です。「今夜の月」から「明日出る月」へ命をつなぐ‘約束’だから大事なのです。心をつなぐ約束だから大事なのです。

Mission、日本語の意味は「使命」。「使命」、デジタル大辞泉には「責任をもって果たさなければならない任務」と書いてあります。
「使命」、私はこの言葉の意味を「命(=体)を使って成し遂げること/命を使ってこそ達成されるもの」と読み下しました。
心と体を使って相手の痛みを知る。物言わぬ者たちの嘆き哀しみを知る。
命をすり減らさなければ感じ得ないこと、分かり得ないことがあります。

自分が感じるこの寒さは外で生きる猫たちの寒さ冷たさ、自分が感じているこの疲れは屋根なく愛なく生きる猫たちの深い疲弊、活動の孤独は寄る辺なき天涯に生きる猫たちの底なしの孤独。
これら一切合切何もかも、体と心を使って感じ取って来たことです。

誰かが私たちのブログを見て「戦争みたい。私ならイヤだ」と言ったと伝え聞きました。私には戦争経験がない(笑)から戦争の臨場体感は何もできないが、戦死しないように頭を使って身の安全(健康)を守るようにしています。

練馬のSQさま。いつもやさしい呼びかけをありがとう。


99リス

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