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2014
04.06

夕焼けタラちゃんにフォスターペアレントの申し出

猫の郵便については はじめにを是非ご覧ください。アーカイブはこちらです。  12℃~7℃ 
  

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                                          若かりし頃の蘭&タラ

夕焼けタラちゃんにフォスターペアレントの申し出】品川区に住んでいらっしゃるIMさんから、港区東の某所で暮らす地域猫・夕焼けタラちゃんにフォスターペアレントの申し出がありました。どうもありがとうございます。
お相撲さんなら紋付き袴を着て出迎え、正座し、恭しくかしこまり「謹んでお受けいたします」と申し述べなければいけないところです。

夕焼けタラちゃんは孤独でひときわ臆病な猫さん。そして今は生きながらの「伝説の猫」さんです。推定で8歳超の星霜を踏み越え、外猫では老いの域に入ってゆく頃合いになります。
これからもお腹を空かせることがないようにしっかり見守って行きます。

品川区のIMさんは「猫の郵便シャボット」時代からの夕焼けタラちゃんのエピソードを事細かに覚えていてくれたのですね。

初めて出合った時、タラちゃんは極度の緊張状態にあり、いつも高い樹の上に登ったきりの孤立生活。
樹の下に猫弁当を置くと一口くわえては樹によじ登り、また一口と、よじ登っては駆け下りを繰り返す、決して心を開かない猫でした。何もかもにビクビク警戒して生きていました。
あれはいつのことだったか。タラちゃんに転機が訪れたのは、後で友だちになる白黒猫の蘭の花がそこに現れてからです。何をするにつけても蘭の花の後ろにぴったりと寄り添うようになり、何でもかんでも蘭さんのコピーをし、蘭さんを守護神のようにして暮らしていました。

蘭さんが勢いよく木登りすれば、同じようなスピードで駆け上ってゆき、蘭さんが近場の冒険に出れば随行し寄り添っている。思いがけない所で仲良し二匹に出会い、びっくり仰天したことがありました。
「なんでこんな所にいるの?!?」
蘭さんとタラちゃんの微笑ましい友情生活。しかし、それは蘭さんが首をかき切られる虐待事件に遭い、約5年で幕切れ。・・・負傷した蘭さんを治療するためキャリーに収容し現場を後にする時、背後で小さくなるタラちゃんの佇まいが今でも目の裏に思い浮かびます。

蘭さんとタラちゃんは性格が真反対。蘭さんが陽なら、タラちゃんは陰。蘭さんが去ってからしばらくして一人住まいのタラちゃんの現場に新たな茶トラ猫の捨て猫があり、性が合わなかったのか、縄張り抗争に負けたのか、タラちゃんは蘭さんと暮らしていた場所を離れ半周先の小さな森の中に移って行きました。

捕まえたいと思っても出来る子と出来ない子がいるんですね。蘭さんがいる頃は、蘭さん越しにかなり近くまで接近し対面給食まで漕ぎつけていたけれど、蘭さんがいなくなってからは距離はまた次第に遠ざかって行きました。
森で姿を見かければ、知り合いアイコンタクトのサインくらいは送ってくれるけど、その距離は遠き線上の彼方。

どうにもならないことはどうにもなりません。

そして、今年の年明け早々。夕焼けタラちゃんが暮らす森の中から子猫が鳴く声がするではありませんか。 
捨て猫でした。
今は保護猫になり、リビングを駆けめぐっているイリニフの赤ちゃん声。
2月のあの2回の記録的な大雪の時、「ここで1㌔程度の子猫が大雪を生き残るのは無理だろうな」とあきらめていたら、雪解けの後にタラちゃんに連れられた子猫イリニフが藪の中から出て来て、2匹並んでいるのを見た時は、もう目の前がくらくらするほどのどんでん返しのドラマを見たような気がしました。
大きな猫が見ず知らずの経験不足の小さな猫を守り、寒さと雪の中をサバイバルしていた。・・・感動するしかありませんでした。
こうして夕焼けタラちゃんは猫の郵便フーテン/私の中で「伝説の猫」になったのです。

めったに姿を見せてくれない夕焼けタラちゃん。でも、生きていることは毎日毎夜、あることで確認している。
「蘭さんと一緒にしてやりたいな」と見守る人間の思惑はあるけれど、自由自在に意のままにならないのが「自然の厳しい摂理」というもの。
夕焼けタラちゃんは、決して人馴れしない気丈さと頑なさを唯一つの生命線にして生き延びているのです。

品川区のIMさん、夕焼けタラちゃんのフォスターペアレントの申し出の件、ありがとうございます。お気持ち、しっかり受け止めさせていただきます。


99リス

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