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2014
05.18

犬猫目線で「Be My Love」を翻訳

Category: 音楽
猫の郵便については はじめにを是非ご覧ください。アーカイブはこちらです。   25℃~16℃  




犬猫目線でBe My Loveを訳出】「猫の郵便プラットホーム」になってから約一年が過ぎました。疲労で目を悪くし、一年ぶりのネット環境への復帰と新しいブログ開設でしたから、去年の今頃は非常に不安な危なっかしいブログの再スタートでしたね。「また目を悪くするんじゃないか」とか「毛色が違う自分が受け入れてもらえるかどうか」とか、根は臆病な対人恐怖型の獣型(猫型)人間です。
しかし、何とか「プラットホーム」は猫活動と並走しながら一年を乗り切ることが出来ました。だから、今日はこれまで協力やサポートをして頂いた方々への、そのお礼のブログです。

冒頭のYouTubeはホセ・カレーラス(Jose Carreras)の「Be My Love」。これを訳してみました。一番得意なジャンルでのお礼です。
でも、歌詞の上っ面だけをなぞったのでは、時代背景が全然違うかなり昔に作られた曲なので、古色蒼然とした物凄く陳腐な仕上がりになってしまうと思い、切り口を変え目線を変え、訳出することにしました。

オーケストラの音色に見合うように、声質の格調に見合うように、直接的な意味訳ではなく、曲が醸し出している空気感を日本語に置き換えたつもりです。
訳で一番苦労するのは、日食や月食のように文化や言語が必ずしも対応する意味同士がぴったりと合致しない点にあります。だから、例えば歌詞の中にある「Love」という言葉は「愛」とか「愛して」と直接/直線的には訳さず、“そうである”状態を翻訳する手法を取りました。

Be My Love、曲をそらんじ外猫活動の最中に湾岸に広がる夜空を眺めていたら、ラブソングは人と人の間に生まれる「愛」や「恋」を歌っているものだけれど、この曲のピュアーさは人と動物の関係にまで押し広げても成り立つんじゃないかなと。ふと、そういう思いが胸を横切り、見つめる夜景の視界の中に外で暮らす大勢の猫たちの記憶や捨てられた犬猫の悲しげな瞳たち、そして救いの手もなく殺処分を待つ不安げな犬猫たちの気持ち、諸々が浮雲のように現れてはかき消えて行ったのです。

商売ではない、個人の自由ブログだから出来る“犬猫目線”を含み入れた奔放な翻訳手法です。人と人、人と動物、生き物同士の間に普遍的に横たわる「Love」という不思議な感情。向かい合うのが、人だけではなく、そばで暮らす自分の犬猫たちだけではなく、捨てられた犬猫、公共施設で死を待つ犬猫たちへも思いを馳せて、聴いて頂けたらうれしく思います。歌っているのが男性なので主語は「ぼく」にしました。



   Be My Love   

ぼくに微笑みかけるそのままでいて

あこがれ見つめる 眼差しの行き先を 誰がとめることなどできよう

思いが届くのは 君と君の内なる寂しさが深まりゆく所で


空っぽの腕に中に抱きしめる宙(そら)

夢の中はいつも 君に焦がれる思いであふれ来るよう

ぼくを君にそそのかす甘いチカラ 体中を駆けめぐっている


ぼくの瞳の真ん中にいて

ぼくを炎と燃やす その唇で

一が千を語るよう 一つのキスが 千の孤独を呟くぼくの唇を やわらかく封じ込め・・


そしてふたり 手に手を取り

約束の大地に 踏み出してゆく時・・

握りしめる手は 君のほかに誰もいない

変わることなく ぼくに微笑みかける そのままでいてくれたなら



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