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2014
11.20

地域猫活動ができる場所✕できない場所がある

猫の郵便については はじめにを是非ご覧ください。アーカイブはこちらです。   11℃~7℃  

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                        アテニャン

猫が鳴く 不安で鳴く 悲しくて鳴く 捨てられた不安で怖くて悲しくて鳴いている

お腹がすいてひもじくて鳴く 「寒いよ」と鳴く 「つらいよ」と鳴く 呼んで鳴く 怒って鳴き声を上げる 

猫が鳴くのにはそれぞれ理由があってのことだ

一番下の小窓の仔猫は雨降る川べりの藪の中で400グラムに満たない小さな体で全身全霊の力を振り絞って助けを求め鳴いていた

蘭の花の最後の鳴き声は「『もう病院には行きたくないよ どこにも行きたくないよ』と懇願しているようだった」と鉄腕ウンガさんは言う

穏やかな季節は寡黙に過ごす外猫たちの世界も 厳しい季節を迎えると聞きなれない鳴き声を耳にする機会が多くなる
 

きっと何かを言いたいのだろう

【捨て猫👉 地域猫活動ができる場所✕できない場所がある】
11月20日。東京は午後から雨が降り出した。寒さを誘う降る雨を見て、麻布十番~東京タワー間で鳴いて助けを求めていた猫は救助依頼通報があったその日のうちに無事保護できて「本当に良かった」、そう思った。
レスキューが雨に当たれば、雨の冷たさが猫を衰弱させ、雨が猫を遠ざけ、保護をよりいっそう困難にしただろう。
そこは麻布十番の街の流れのビル群が尽きると、高速道路の虚無だけが上を走る寂しさ漂う佇まい。冬場には容赦ない風が縦横無尽に駆け抜ける名所だ。
高速道路が雨よけの屋根替わりになるかと言えば、なぐさみにもなりはしない。雨は横からも降りしきる。高速道路が水瓶になってバシャッバシャッと飛沫が間断なく降りおろされる。
地元の経験者のこの私がそれを良く知っている。とても猫が生存できる場所などではありはしない。
車の往来激しい大きな道路と川に断ち切られた条件下に、帰る道/逃げ場を封じて捨て猫するなんて「人間は残酷な生き物だなー」と改めて思い返した。

奇しくも、今は家の猫になっているアテニャンも10年前のちょうど今頃にそのすぐ近くで救助した。2004年11月24日のこと。保護収容した時、アテニャンの顔の上には目ヤニと鼻水とで出来た大きな塊が岩盤のようにうず高く張り付いていた。そして、アテニャンは絶望なのかあきらめなのか、もう鳴かない子に成り果てていた。
それまでは高速道路下・駐車スペースのフォークリフト運転手のお情けにすがって食いつないでいたと聞いている。
初めの頃は木で出来た人形のように表情を表すことがなかったアテニャンだったが、徐徐に打ち解け今ではすっかり甘えん坊になっている・・・。けれど捨て猫時代に患った重いネコ風邪症状が10年過ぎた今なお後を引き、完全に治ることはもう無いという。


捨て猫されたら、どれもこれも地域猫になれば良いのかと言うと、実はそうではありません。地域猫活動ができる場所とできない場所があるのです。昨日レスキュー依頼の通報があった猫もアテニャンの場合も食べ物を与えるだけでは生存不可能な場所に捨てられたのです
たとえ街の灯りが一面に見えていたとしても、それは決して触ることができない目に飛び込んで来るだけの虚ろな景色、どこにも行けない、逃げ場がない条件の場所。

グレース姫もそう。ジゼルニコもそう。ミケランもそう。そういう所で鳴き叫んでいた。

或いは、地域猫扱いで外に放置したら、幼すぎてそのまま大きくなる前に死んでしまう仔猫もいるだろう。
ポポフくん、コスモ姫、ピースくん、イリニフ、パセリ、バラタマタンたちのケースがそうだった。「あ~あ」と天を仰ぎ見、やり場のないため息をつくしかない「捨て猫問題」が類々と広がっている。

かつて北風吹きぬく雨の中、バラタマタンとタイムくんたちが枯葉の煉瓦道で、コスモとミケランたちが日比谷通りの瀬戸際で、ちっちゃな体で被毛を煽られトコトコ危なっかしく歩いていた姿を思い出す。


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