猫の郵便 プラットホーム

【福ちゃんのことが心配】左肩から左腕まで大人しく座っていられないくらい圧迫があって苦しい状態ですが、一方やけどの福ちゃんは背中に残る深度の深いやけどの他に腎臓の病気を抱えて苦しんでいます。福ちゃんの夏は体調が思わしくありませんでした。吐くことが多く、吐いては病院へ行き、輸液と吐き気止めを打ってもらう日々が続いていました。

そして、９月に入って、急にもりもり食べ出して、一時的に少し体重を戻しましたが、それは２週間の泡沫のお祭りと消え、また嘔吐を繰り返して、とうとう体重が３キロを割ってしまいました。３キロ以下の体重？　ん～、腎臓病は魔の病気です。深刻です。どうやって病気の進行速度を後へ後へ引きのばしたら良いのか。悩み重なる日々が続きそうです。




























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【無二の親友を失くした怪物くんのその後】鉄腕さんが遺した話をさかのぼれば、ビュッテさんと怪物くんが相棒になった間柄は、６年～８年くらいになっていた。怪物くんはいつ何時でも「こっちだよ」と仕草をしてビュッテさんのことを気づかったりガイドしたりしたと聞いている。６年～８年くらい前に突然〝仲間入り〟したビュッテさんは、既に耳にカットが入っていたので、たぶん誰かに世話を放棄されたのでしょう。現れた途端にヨレヨレにくたびれていたというから、今年で１１才～１３才以上になっていたことが想像できる。外に生きて、それくらいの年なら、健康問題が生じたり突然死しても何ら不思議はありませんね。でも、ビュッテさんが消えて、怪物くんの〝慌てふためき〟の豹変ぶりが解せません。

いつも決まった場所で二匹ちんまり並んで静かに待っていたのが壊れ、一匹になったその時から怪物くんは鳴きわめいて待つようになった。対面給食している最中も、遠くから人の足音や車が近づいて来ようものならサッと逃げ出す。性格をすっかり入れ替えてしまった。そして、２日前にはビュッテさんと連れ立っていた居場所を捨て、ぼくが怪物くんと１４年前に出会った場所に根城を変えていた。番地を移動しても、怪物くんの挙動不審は変わらず、２匹はどんな目に遭ったんだろうと、水面をかき乱される気持になる。しかし、空気は何も答えてくれない。ただ、怪物くんの挙動からはっきり分かったことは、「ビュッテさん、もう怪物くんのそばから完全に消えたんだ」と。そう、死んだ痛みを告げられた気がした。





























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【地域猫ビュッテさん～恐らく死亡の可能性９９％】鉄腕ウンガさんから引き継いだ地域猫たちの現場、その一つから冒頭写真の地域猫ビュッテさんが９月１９日を境にパッタリ姿を見せなくなっている。辺りはシーンと鎮まるばかりだ、時間を変えて探しに行っても、連れ立っていた片割れの方は現れるけれど、ビュッテさんの姿は影も形もない。普段、鳴くことなく出迎える片割れ〝怪物くん〟が、やたら大きい声でわめいて周囲の物音にビクビクしているのを見ると、何か不穏なことが起こったのだろうか。それとも一匹きりになってしまったことが不安で仕方がない反応なのだろうか。ずっと連れ立っていた相棒の様子から「もうここにビュッテさんがいない」ことを刻印されたような気がした。消息を絶って６日になる。今までの経験知からすれば、生存の可能性は９９％ないだろう。

ビュッテさんは外暮らしの無理が祟って急死したのか。または季節の変わり目の変動について行けなかったのか。さもなくば事故に遭ったのか。虐待目的の人の手が加わっていないことを願うのみである。鉄腕さんから引き継いだ去年の今頃、ビュッテさんとはお互いにしゃちこばってオドオドし合った関係だった。だがしかし、今年に入ってからは出迎えも情熱的でそばでぴったり寄り添って食事していたから、自ら選んで失踪したことは考えにくい。やはり突発の病気か事故を思う。でもね。去年の正に今頃に鉄さんの正式な病名が分かったジャストで、ビュッテさんの命の灯が見えなくなるなんて。あんまりにもひどい。神様の悪戯があんまりにもひどい。すっぱい酸を心にがぶ飲みさせられ、身にすりこまれたようで視界がクラクラする。その真ん中で純なビュッテさんの面影がゆれる。





























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【１４才セージにかかりっきり】左上半身に圧迫される違和感があり、加えて左肩に千切れるような痛みがあり、パソコンに向かい一行二行書くだけで集中力が途切れてダウンする日々がとどめなく続いて、ブログやツイッターの更新がままならない現状です。パソコンの前に座ると体が静の状態になり、肩と上腕の痛みや圧迫感が露わになりジッと座っていられなくなるのです。それでも責務として地域猫活動と保護猫の世話は怠りなくしていますが、暗たんたる思いを抱え込む毎日です。そして、運に見離された時というのは、更なる意地悪な悪運が襲いかかるものです。

１か月前にピースリスを失くして、半月前にプリストを見送って、和らぐ暇もなく１４才のセージの凋落が一目瞭然、中途半端な所にゴロンと無造作に体を投げ出していると「死んじゃったのかな」と気色ばむくらい一気に痩せてしまって、目が離せない。抱っこして寝ても弾力はもう返らない。目から生気が失せ、白い毛は黄ばんでバサバサ、外猫時代の苦労を思えば「１４才のここまでよく生き抜いてくれた」と冷静に客観視できないこともないが、猫の郵便の歴史そのものを共に歩いて来た道を➡さびしい思いをさせないで最後までサイドバイサイドで歩いてやりたい。

「自力で食べられる内は・・・」と悪あがきしてかかりっきりなって、ひっきりなしに「何か食べる？」と缶を切ったり魚を焼いたり、ちゅーるの一なめ二なめでもと、体力と気力が落ちないように口に入る物なら何でも、蝶よ花よと食欲を促すのにひたすらです。ショボンと佇むところを頭や背を撫でてやれば、何を思うのか食べ出したりして、その純な健気さが何とも嬉しかったり悲しかったりする僕らの今の現住所です。セージくんもリスくんもプリストも去年後半から続く猫の郵便の激動に巻き込んじゃって、引越しやら何やら「悪かった」と思う罪滅ぼしをせめて。




























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【心という厄介なもの】当然のこととして、休みなく地域猫活動にもちゃんと行っている。保護猫たちの世話もその生活圏の管理もちゃんとやっている。プリストとピースリスのことも、「一人になったから」と手抜きしないで心を込めて見送ったつもりだ。だけど、プリストを弔って、何日ぶりかで泥のように眠った起き抜けのタオルケットの中、そこには見知らぬ他人のような自分が転がっていた。まるで土石流に流されたむき出しの地形に、ガレキるいるい散乱する心の場景が、不意打ちのドッキリ空撮カメラにやられちゃったような。

去年の今頃からこれまで、あまりにも荒々しい時がゆき過ぎて、想像を超えて色んなことがあり過ぎて、自分を顧みるゆとりはほぼゼロだった。それでも根拠なく「自分は大丈夫だろう」と思っていた。でも、どうやらこの人って、他所事として見ると相当傷ついているらしい。立ち上がれるだろうか。弱い自分、賢くない自分、茫然自失して立ち往生する自分、傷はたぶん元通りに戻らないのが常だから、転んだ座標の上➡起き上がれない深みにめり込んで泣き笑いするイノベーションを考えるしかなさそうだ。とにかく何が何でも生き抜く。





























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【ウツ一歩手前の感情を察知したら回避する＆やめてみる】５月１４日と１５日の間で、そしてその後ひき続いた日々の影で、自分の心がどう変化して行ったのか。そうして８月１５日を迎え、そうして８月２７日に臨んで、届かない心のどこか遠くでモクモクと白雲が湧きあがるのが見えていた。ウツ一歩手前と言おうか、モヤっとした危ない心情の中にいた。それでプリストの弔いを終えたら、がんばりをやめないと身が持たないと、生活見直しを決めていた。地域猫活動と保護猫たちの世話は除いて、もうがんばらないことにした。力を抜きかげんにして生きることにした。

嫌だと思ったらやらない。避ける。退く。同調圧力の空気圧を感じたら、明後日の方を向いて半端人間装って壁の花か浮世雲になって回避する。今日は本当なら諸手続きに行かなければいけなかったのだが、どうしてもそこに神経を合わせられなくて、致命傷のウツになるよりはいいだろうと、外出拒否をする自分を許した。「あっ嫌だな」っていうちっちゃな感情に従ってみた。我儘サバイバル法、世の中に合わせて自分を殺すのをやめる、「がんばらなくていいんだ、ジョン」とリスくんや鉄さんやプリストにそう声かけされている気がした。がんばりロボットはもうやめた。




























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【左肩の痛みぶり返して】潜っていた左肩の痛みが、２匹の猫を見送るやいなや、水を得た魚のようにぶり返した。左肩全体に違和感と鈍痛が勢い込んで舞い戻り、「どこに潜んでいたんだ」と無精を嘆いたところで後の祭り、続いた二つの猫の弔いへの緊張感の方が何よりも勝っていたということだろう。神経が全てそれ一点に注がれていた。張りつめた気持が痛みの在り処を消していた。隠していた。けれど、左肩の爆弾は、遺骨になったプリストを連れ帰って安堵した途端むき出しに発火した。

それからというもの、神経が毎時逆なでされているようでずっと痛くてたまらない。しかし、因果なもので、毎日の地域猫活動はどうしても休めないので、やむなしの一手で開き直ってコンピュータに向かうのを全面休業して心身の休息時間に割りふりました。無理して、大事にして傷を深めるよりも、小さな小火（ぼや）で終わらせたかった。とにかく去年夏から始まった猫の郵便の荒波大波が鎮まってくれるのを願うのみだが、わずかな時間でも見つけて１分でも１秒でも眠れる休みの中にいた。




























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