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2013
09.25

雨の日の活動はセンチメンタル

Category: 地域猫活動
猫の郵便については はじめにを是非ご覧ください。アーカイブはこちらです。    25℃~22℃ 

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                                       来ぬ人を待つ日曜日 あの頃

雨の日の活動はセンチメンタル】雨の日の地域猫活動はセンチメンタルな気分を運んでくる。優しくそぼ降る雨でもセンチメンタル。叩きつける激しい雨でもセンチメンタル。センチメンタル・ブルーな雨が心の中に降りしきる。

雨のカーテンの向こうから、遠く過ぎ去っていった「あの頃」の数々の場面が、やって来ては去ってゆく。

・・・シャボン玉のように脳裏に現れ、シャボン玉のように何処ともなく彼方へ、泡と浮かび消えてゆく・・・

まだ地域猫活動にしっかり若葉マークが付いていた「あの頃」。右も左も分らなかった「あの頃」。
あの子たちそれぞれに初めて出合った時の昼や夜や「あの場所」「あの頃」。
車にひかれたあの子の体が大通りに散乱していたあの夏の日の朝のこと。
真冬の徹夜のTNRで小刻みに足踏みして寒さに耐えた折々のこと。
前触れもなくこつ然と姿を消したあの子たちの面影たち。
数々の「あの頃」たちが、水色の雨粒の中に浮かんでは漂い消えてゆく。

シャボン玉のように・・・
シャボン玉のように、淡くはかなく。取るに足らないシャボン玉の行方など誰もふり返りはしない、かえりみない。

冒頭の写真は、今は鉄腕ウンガさんの家の猫になった「蘭の花くん」の外猫時代。活動かけ出しの頃に撮った蘭さんのある週末のワンショット。風吹くある朝。
蘭さんは毎週末やロングバケーションに入ったビジネス街で、決して来ない人を待つことを習慣にしていたのでした。
それは身についた悲しい“習い”でした。

決して来ない人たちを待ちわび、ひもじい思いで命枯れ落ちていった猫たちが、それまであの街にどれほどいたことか。 ・・・雨と風と枯葉だけが知る世界。センチメンタル・ブルーに想う世界。


55mas3

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