猫の郵便 プラットホーム

【口内炎プリーちゃん救出作戦に冷たい某巨大会社担当】「地域社会の理解を得て」とか「相互理解で協働で作る社会」などと高い理想を掲げたところで、所詮はクレヨンで描く〝にせもの〟の虹ってとこ。心に涙流すデリカシーを持つ者同士でないと本当の虹の架け橋など結局は架からない。『♪～うっかり信じたら～ダメッダメ♬　ダメダメよ～♪　ＳＯＳ～ＳＯＳ～♬」とピンクレディーの曲を大音響でかけて、右翼なりすましキメて街宣車でも発車したい心境ですね。口内炎の悪化でどんどん姿が遠くなるプリーちゃんを助け出したくて、逃げ込んでうずくまっているだろう鍵つきゾーンの鍵を借りたくて、東芝本社ビルの管理会社に何度も何度も連絡しているのに、耳に長々と呼び鈴が響くばかりであきらめて切る電話を何度したことか。

世の中の常識を外して営業時間外とか深夜に身勝手コールをした訳ではありません。平日の昼間を選んで、通常の会社の業務時間内を選んで、サラリーマンの通行が少ない土日に「某所に隠れる猫を保護したいので鍵をお願いします」と申し入れしたかった唯々それだけです。しかし受話器は際限なく『ツゥルル×ツゥルル』の繰り返し。世に名の通った大会社にしてはありえない応対です。今の通信システムだと〝出る電話〟と〝出たくない電話〟を選べますよね。金曜のギリギリまでチャレンジしましたが、管理会社の電話は開かずの貝の口、でもって土日の救出作戦を断念するしかありませんでした。そして週明けにコールしても事態はおんなじ、業を煮やして命令系統で上位に立つ部署へ「電話が不通」と問い合わせたら、態度豹変の変。

上位者に言われて『ハッ』と身をひきしめるその態度。私たちの活動があって、当時『６０匹近くひしめき合っていた猫問題』を解決へ道引きして成果を上げているのに、「随分見下され見くびられたもんだなぁ」と虚無のタワーを夜更けに見上げて空しく。金だって一円たりとも協力を仰いだのじゃなし、１１年完ぺき無休でコツコツ重ね６０匹を１０匹以下へ整然とさせたのに、ゆすりたかりの類に扱われるなんてね。ビル竣工以来、私たちの登場まで、猫たちは枯葉かボロ雑巾のように朽ちていった、それら一匹一匹の苦と辱めを我が身に映しますね。倫がなければ組織は堕ちる。大会社の軒並み不祥事がそれを証明するかのようです。同じ人間同士でありながら命を巡るこの永遠の隔たり、でも何とかするから待ってろよ。プリーちゃん。



























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