猫の郵便 プラットホーム

【象の悲しき生態激変に自分の姿を見た】ゾウの本来の生態は、太陽ふり注ぐ日中に餌を探して移動をして、夜に暗闇に隠れて眠りにつく。太古の昔から脈々と受け継がれている習性と生態です。しかしゾウを狩り象牙をもぎ盗って金目にしようと欲に駆られた密猟が激しくなるにつれ、アフリカ東部に生息するゾウは本来の性質に逆らって夜間に移動し、昼間は身を潜めて暮らすようになったという。全ては密猟者から種と身を守るために覚えた悲しきサバイバル術です。何千年受け継がれた種の体内時計が壊れる。ＤＮＡが壊される。昼夜逆転させるこの傾向は、幼い子供を連れた母親ゾウに特に顕著と報告が出ている。薬やハンコや飾り物に売り買いされるマーケットに群がる人間の欲望の下、逃げまどうゾウが痛々しい。

象牙需要のために毎年３万頭のゾウが違法狩猟で殺され、どんどん激減しているという。ＡＦＰ通信の報告を読んで、ゾウの昼夜逆転に自分が辿った地域猫活動の〝曲がりくねった道〟を重ね見た。猫活動を始めた頃は、まだ夜の７時～１０時台のまっとうな道の上にいた。しかし場所を変え人を変え居丈高に現われるクレーマーらに、無理無体罵られ暴言を浴びせられるの切れ目なく、活動と猫の安全を探して次第に人目を避ける時間帯へと体ごと吸い込まれて行った。人が途絶える時間へ。人が消える時間へ。無駄な喧嘩で現場を失うより活動と身の平穏を選んでいた。ゾウがＤＮＡと体内時計を裏切って激変させた身を守る術（動物的本能）、自分も直感おもむく勘頼りにやり方を変えた。他の動物と僕も同じということ。


























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