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2013
05.19

犬猫たちは行政施設でこうして死んでゆく

猫の郵便については はじめにを是非ご覧ください。アーカイブはこちらです

09年のアエラに特集された“茨城県での犬の定時定点収集と殺処分”についての太田記者による記事を当時ご覧になった人もいるでしょうが、時代のスピードは速く、人は忘れやすい生き物、茨城県では定時定点収集制度こそ停止したものの、全国でいまなお行政施設による“殺処分”が止む様子はありません。

何の罪もなく、罪状もなく、死刑が執行される。こんな理不尽なことが公的機関で行われている。その様子は、まるで収集からガス室までナチス・ドイツのユダヤ人大虐殺のホロコーストのようです。殺しの請負人としての行政機関、それを便利に利用する元飼い主とペット業者、不勉強で無気力な政治家、そしてこれを見逃している一般大衆社会の無関心と道徳性の低さ。

アエラ‘09年4月13日号の太田記者のレポート記事を一部抜粋しますので、記事の表面ばかりではなく、どうやって犬たちが死んでゆくのか、行間をイマジネーションの力を駆使して読み解いてください。

▼定時定点収集
2月中旬の木曜日、茨城県内のある自治体庁舎の駐車場に、その犬は50歳前後の女性にひかれてやってきた。名前はベル、オスの雑種だという。いつもと変わらない散歩だと思うのか、茶色のしっぽを振って女性に寄り添うように歩く。だが、その先に待ち受けていたのは「捨て犬収集車」だった。

隔週の木曜日、決められた時間帯、この駐車場には捨てられる犬とその飼い主が集まってくる。時には行列もできる。茨城県による捨て犬の定時定点収集が行われているからだ。

定時定点収集とは、自治体が犬猫を捨てていい場所と日時を定め、それにあわせて飼い主が捨てに来る犬猫を、収集車が巡回して集める制度のこと。茨城県の場合、42カ所の「犬捨て場」があり、捨て犬が多い地域では隔週、それ以外は月に1度、「捨て犬の日」が設けられている。


▲殺処分機で10分、絶命
飼い主に捨てられた犬にはどんな運命が待っているのか。東日本のある自治体で、殺処分の様子を取材した。午前9時30分、いつものように犬舎の壁が動き始め、この日は柴犬やビーグルなど9匹の犬が殺処分機に追い込まれた。処分機の広さは約3立方メートル。うっすらと明かりがともっている。そのなかを、犬たちは所在なげにうろうろとし、何匹かは側面にある小窓から、外の様子をうかがう。

処分機の入り口が閉じられると、すぐに二酸化炭素の注入が始まる。犬たちはまずガタガタと震え、息づかいが荒くなる。処分機上部に取り付けられた二酸化炭素の濃度を示すメーターの数値が上がっていくと、苦しいのだろう、次第に頭が下がってくる。1分もすると、ほとんどの犬は立っていられなくなり、ゆっくりと折り重なるように倒れていく。

恐らく、自分の身の上に何が起きたのか、理解できた犬はいなかっただろう。なぜ、自分がこんな目に遭うのか、わからないまま死んでいったのだろう。殺された犬たちのほとんどが、飼い主側の事情によって捨てられたのだから。


こうして2007年度には、全国で12万9937匹の犬が地方自治体に引き取られ、うち9万8556匹が殺された。犬たちはなぜ捨てられ、殺されなければいけないのか。

AERA‘09.4.13号本誌より 一部抜粋


10分で死にきれなかった子は、生きたまま焼かれるというエピソードを随分聞いています。

ペットブームやペット産業の裏手には、このような暗くおぞましいシステムが機能しています。いつまでもこんなことを際限なく続けてゆくのでしょうか?
持ち込みの犬猫は、即日の内に殺処分になる県もあるようです。

何が悪いのか? 誰が悪いのか? どうすればいいのか? 殺処分に頼らずに問題解決にあたっている国の存在が世界にはある訳だから、決して殺処分ゼロ目標は不可能なことではないと思います。その思想があるか、ないか!

ドイツの殺処分ゼロの政策には、無意識の中に“過去への反省”が役立っていると、個人的には、そんな思いがあります。

何年か生活を共にし、共に歩き、共に笑い、信頼して生きてきた。そして、その日もいそいそとしっぽを振って散歩に出かけた。だが、その先に待っていたのは“捨て犬収集車⇛死のガス室”だった! こんなにおぞましく凄惨なことがあるのだろうか? 言葉もない。


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