猫の郵便 プラットホーム

【なすがまま波にもまれて】ある人と話をした。話の終わりに「ポチっとクリックはしていない」と聞いて正直少しがっかりした。でも、他者（ひと）に行動の強制はできない。他者（ひと）は皆、自由に羽をのばして生きて良いのだから。世の中それぞれが、やりたいように、生きたいように、それぞれの場所で、雑然と生きていて良いのだ。たとえ、そこから平行線をたどって、ついぞ離れていっても、自然が織りなす運命なら、それで仕方がない。猫たちに囲まれ、猫たちに守られ守り、ひとり静かに生きて行こうと思った。ただ、それだけのことだ。

華客？　いいや、換気するため、窓を開けた時、風がスーッと通り抜けただけだ。良い風、悪い風、時流の風、何も選ばず選べず、吹く風まかせに、時に➡風に砂が削られ谷底となるように、時に➡風に運ばれ盛り上がって大きな砂山となるように、風が決める形状景色をそのまんま受け入れてなすがまま生きる。それで良い。ぼくは自分が大した人間ではないことを十分に知っている。さあ、無糖ソーダを飲んだら掃除をして、その後に買い出しに行こう。そして、気持ちだけは芯を通したつもりになって、風にもまれてされるままになって歩いて行こう。




























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