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2013
06.02

猫にお洒落な首輪とリードをつけて

猫の郵便については はじめにを是非ご覧ください。アーカイブはこちらです。

リンリンリンと呼び鈴を鳴らして猫のケイトリンやノイマンに合図を送る。毎日の活動のスタートだ。この日も何の変哲もなくいつもの手順で進行していった。
周囲に人の気配は何気に感じていたが、近ごろは無視を決めている。いちいち反応しないことを“是”としている。
経験で身に付けた活動マニュアルである。

ところがだ。ケイトリンたちの対面給食が半ばを過ぎた時、蜘蛛の子を散らすように突風さながらに猫たちがサーッと逃げ出してしまった。
アメリカン・ショートヘアーを抱いた女がいきなり乱入してきたのである。
犬の散歩のように猫にお洒落な首輪と引き綱をつけて。
生垣の中に駆け込んで行った猫たちを追いかけ、「うちの子と遊んでちょうだい」としゃがみ込み、舌打ちを繰り返すことしばらく。

一呼吸の間をとってから「止めていただけませんか?」とソフトに促すと、振り向きざまに「猫どうしだからいいでしょ!」と悪びれもせず。
橋下徹のセリフじゃないが、初対面の猫同士、打ち解けないのは経験者なら「誰だって分かる」(笑)。
その時の気持ちを端的に言い表すと「外猫の暮らしをそっとして置いてくれないか! そして私の活動に土足で立ち入らないでくれないか!」という思いだったが、その思いは奥に秘め。
倫理や道義的な事を路上でスパッと分らせるのは体験的に「無理、無理」ありえないと判断し、「しょうがない奴だな」と思いながら、「外の猫はノミがいるよ。病気がうつるかもよ」と言ったら、その女は何のエクスキューズもせず一目散に逃げ去ったのでありました。

いつもながら不愉快でしたね。猫の生態や特性も分らず、おもちゃのように猫を飼い、自分がしていることは何が何でも正しいと思い込んでいる傲慢さ。
何か意見をされると脊髄反射でふくれっ面、その子供っぽさと単純な思考回路よ。
私なら猫に首輪を付けて散歩に連れ出すなどという馬鹿なことは、決してしない。
もしも首輪や引き綱が外れて、猫が逃げ出したら、なんて考えたらゾーッとするどころの話じゃない。猫の足にはとてつもないスピードがあるし、隠れ技は習性のようなもの。だから、それを分って猫を飼わなきゃ。
・・・責任が取れないことは初めからしない方がいい。
それに事情も察せず、他人の活動に割って入ってくる、無神経、厚かましさ、図々しさ。
これも日本人の劣化が言われる一端なのかも。
猫に首輪を付けて遊び気分で散歩している人は、麻布十番や六本木でも見かけるし、中には首輪すら付けないで素で抱いて街歩きをしている人もいる。
彼らが決まって言う言葉は、リードを外して散歩する犬飼いの人もそうだが、「うちの子は大丈夫」と。
・・・“うち”のことしか眼中にない、その世界観。
こんな一端に犬猫の受難の時代があるように思える梅雨の晴れ間の空しい青空だった。


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