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2014
11.03

猫を「花の舟」に乗せて👉 棺の意味

猫の郵便については はじめにを是非ご覧ください。アーカイブはこちらです。   22℃~17℃   

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【猫を「花の舟」に乗せて👉 棺の意味】折角の機会だから、猫が死んだ時の「」の意味について語らせてもらおう。
これまでにどのくらいの猫たちを見送っただろうか。今はあえて指折り数えたくはない。
小さなボランティア・グループを組んで猫の福祉活動を本格的に始めて、おおよそ7年半。しかし、それまでに個人的に捨て猫や迷い猫や迷い犬を見つければ家の中に保護していたから、その期間も入れれば犬猫との付き合いの経歴は長くなる。
大人になってずうーっとそうして暮らして来たから、誰に教わらなくても、生き物には必ず終わりが来るので、「見送り」の方法や所作はいつの間にか我流に自然と身についていた。

そして、見送りは決して粗末にしてはいけない大事なことと胸に秘めている。

初めの頃は段ボールで棺の箱を作り、遺体を花々で彩り、火葬場に出向いていたのだが、葬儀社を替えてから、炉の前で段ボールの箱を取り外すようになり、今は段ボールで棺を作ることはなくなった。
今は上下2つに分解できるキャリーケースの下側を棺代わりの土台に使っている。
キャリーに白いオーガンジーの布(1m)を敷き、それが最後にまとい布になるように考え、火葬場の現場では双方で布を持ち〝行く台〟の上に乗せるメカニズム。
だから、今は棺ではなく「花の舟」と呼ぶようになっている。

花の舟、花入れの造作は気が付いたら、いつの間にかこういうスタイルになっていた。いや初めから「こう」だったかもしれない。人の魂の形ってそうそう簡単に変わるものではないし。
花入れは、まず頭の上の方は「天空」や「空の青」を見立てて青い花。足元は「地上の自然」を表す素朴な草木花。遺体には必ず小さな手作りミニチュアの花束を持たせ、胸の前にバラの花でリング()を作ることを必ずの習わしにしている。この「花の輪」が思いとつながりを表す何もかも。
そして、空の青を表している枕元の下に、手紙や供物を含め入れることにしている。

しかし、みんながみんな同じように紋切型に〝事〟を進められるわけではなかった。大きい猫、小さな猫、傷を負った猫、衰弱した猫、さまざまなケースがある。バラタマタンは衰弱ですっかり小さくなっていたから「小さな舟」。蘭の花は大柄なまま駆け抜けるように死んでしまったから「大きな舟」。琴ピッちゃんは小柄だったけれど、花を多く持たせたい気持ちがあって「大きい舟」。
季節の花事情や花屋の花揃え事情なども手伝い、毎回思惑どおりにはいかない。本当に命は生もの。白い花や青い花が品薄だったり、花に弾力がなく望みの花をあきらめたり、例えばバラタマタンは本当に小さかったので小さな花冠ばかりで揃えなければならなかったり。その時々、その猫々、臨機応変に〝事〟に臨んでいる。

記事冒頭写真のコスモ姫の葬送の時は青い花が足りなく、孔雀草の花をちぎって星々に見立て青い花の隙間にうずめて行った。青の中の白いバラは浮雲で、4つの赤いバラは太陽の光をイメージした苦肉の策だった。
琴ピッちゃんの花の舟は白いバラが首を傾げるものしか見当たらずに急きょトルコキキョウに切り替えたり。
下の写真のグレース姫の葬送は花が品薄の真冬にあたり、思いの花を集めるのに苦労したが、店の人が大変に気を配ってくれてふんわりドライフラワーの大きなアジサイを差し出してくれ、グーちゃんはアジサイを枕に眠りにつくことになった。

一世一代、最後の最後、どんな形の死であろうと、晴れがましい旅立ちになるよう、武骨であろうとも精いっぱいのことをしてあげたい。生=死。死をぞんざいには扱えない。

そして、花入れにはたっぷり2時間は優にかかるのだが、〝事〟が進むほどに言葉をなくし、本当に無心になってゆく。花のデザインでも、花飾りでもないから、綺麗じゃなくてもいい、心が込められれば・・・
琴ピッちゃんの場合は、顔の傷みを何とか隠してあげたかったのだが、それができなかった残念な気持ちが残っている。それで時間に追われ数々の失敗を重ねてしまった。ごめんね、琴ピッちゃん。


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