FC2ブログ
2014
12.05

猫の郵便については はじめにを是非ご覧ください。アーカイブはこちらです。   13℃~6℃   

怪物くん
                        出会ってから3年後 そして今も生きる「怪物くん」

【顔】人の顔は自分の責任。年が行くほど価値観と生き方で算出される。犬や猫の顔は人の対面の仕方で決まる。だから、犬猫の顔は人と社会の責任。しょっちゅう罵声を張り上げられ怒られていたなら、それが顔の上で固まりその犬猫の生涯の顔になる。
可愛い、可愛い」と愛されて育てば、表現が制限されない分、伸び伸びとした屈託のない顔になる。

外猫たちと初めて対面する時、彼らは一応に顔に色がなく無表情である。表情があるとすれば困惑や怯えや不安や怒りや冷めと言った形で表されることが大筋。長年の外猫生活を強いられている猫たちは、だから同じ猫であっても飼い猫とは全然ちがう顔と心の変遷を遂げて行く。人間がした無慈悲な仕打ちの結果として。

しかし、猫の顔や容姿も環境の変化で目を見張る変化を遂げるケースもある。例えば、7年半前に出会った某所に住む「怪物くん」という名の猫は、とても猫とは思えないほど荒れすさんでいて正に凶暴な不良の目つきだった。
汚い大きな毛糸の固まりが化け物さながらに転がっているように見えた。・・・けれど、TNRを行い一日2回の確実な給食をするようになり少しずつ距離を縮め話しかけるようになったら、いつからか安心したのか、みるみる心大きい穏やかな猫に姿を変えて行った経緯がある。

片や、当ブログ11月8日号で紹介した「プリーストくん」も1か月前は、首筋からシッポまで被毛が大きなカメの甲羅みたいに段々に毛玉がゴワゴワ5センチ角/10センチ角の硬い固まりなり、それはそれは目も当てられない状態であったのだが、「ごっつんこと頭突き(ヘッドバット)をしても、スリスリ膝の上に乗っても大丈夫」と分かると、こっちを信頼できる対象として認めてくれ、それ程の専門的ケアを何もしていないのに、どういう訳かどんどん綺麗になっている「只今発展途上現在進行中」なのだから〝びっくり仰天〟。
プリーちゃんは中身、つまり魂が良い方に変化し転がり始めたから、顔や姿に結果となり立ち現われている軌跡に見える。
この2匹の猫に限らず、生き物には何にも増して「決して約束を破らないパワフルな『愛情』こそが一番大切なのだ」とフィールドワークから学んだ貴重な成果だった。

でも、それでもなお遮断機を下ろしたまま心を閉ざす猫は、春夏秋冬と凍てついた表情を崩すことがなく、「顔の上に張り付いた氷」が融()けることは決してない。変わることのない「魂のあらわれ」、これは人の世からされて来た結果そのものなのだろう。
人が犬猫に向ける態度とその顔。仕打ち。何もかも。捨て猫に向かって、外猫に向かって、「何でここに猫がいるのだろう」と考えない人たち。考えが及ばない人たち。




殺処分の部屋に追われて行く犬猫たちはどんな「」をして最期の時を迎えるのだろう?
殺処分が定めとされた犬猫たちはどんな「」をして最期の予感を受け入れるのだろう?
この顔たちの逆照射が動物たちに向けている今現在の「この国の顔」なのだろう。良い顔とはとても言えない社会だ。ペットショップの犬猫の顔。悪徳ブリーダーに向ける犬猫の顔。「もう叩かないで」と懇願する目つきで訴えるしかない虐待される犬猫の顔、そして虐待されている小さな人間の子供たち。
だから、恐ろしくて私はとてもペットショップのある所や「ペットの○○○」などには足を運べない。


犬猫の里親会/譲渡会の主催者に話を聞くと、顔や容姿が可愛い子や綺麗な子からいち早く行先が決まるという。ペットショップの商品動向も大方例にもれず同じようなものなのだろう。
でもさ。ちょっと一時停止して考えてみると、これって何か変な気がする。
人は自分の容姿にあーだこーだと言われるのは嫌なはずなのにペットには姿形の出来を飽くなく求める

人間とは実に手前勝手な生き物である

家に室内保護した猫たちは容姿の造作で選んでいるわけではない。健康、場、年齢を見定めて「保護の必要あり」とそうしている。みんな初めは一応に凍り付いた顔をしてやって来るが、「ここで生きていける」という安心感が少しずつ芽生え始めると、それがトリガー(きっかけ)になり、だんだんその子その子の個性が浮き彫りになって行く。

犬猫の顔は、だから人間を映す「」。犬猫を見れば飼い主の本当の顔が分かる。ごまかしは効かない。


tears161.jpg

おねがい】多くの人に知られ、多くの人に読まれ、広がるようにポチット・クリックお願いします。

にほんブログ村 猫ブログ 猫 ボランティア・保護活動へ
にほんブログ村

スポンサーサイト




back-to-top