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2013
06.26

実験動物会合 ちょっと待ってよ お父っつあん! 

猫の郵便については はじめにを是非ご覧ください。アーカイブはこちらです。

3つのR「実験動物の福祉のキーワード」の復習
① なるべく動物を使わない方法に置き換え(Replacement)
② 使用数を削減し(Reduction)
③ 動物に与える苦痛を軽減する(Refinement)


まず、3つのRをしっかり念頭に置いて話を進めて行きましょう。

改正動物愛護法交流会。「実験動物」に関する会合は、二人の政治家のあいさつに続いて・・・
次に「黒澤務」という「AA・・・」何たらカンたらチンプンカンプンの肩書きの人が登場しました。お題は「実験動物福祉の国際基準の解説」の講演。
しかし、このお題の本題「国際基準」についての話は約30分のスピーチ時間の終わりのほんの少し、数分くらい。
では、この方が何を話したかと言いますと、話し始めのショッパナから延々と続いたのは「「アニマルライト(氏の翻訳では『動物権利』と叫んでいた)」を主張している人たちと「動物実験反対」の人たちへの批判と口撃でした。

黒澤務さんの主張のあらましは、「アニマルライト、つまり動物権利と言うならば、動物の自由を奪うことは止めるべきで、肉食はダメ/動物の展示(動物園・水族館)はダメということになる。更にペットを飼うのは動物の自由を奪うことだから、ペットを飼うのも今すぐ止めるべきである。」という具合に特異な理屈を繰り広げ、アニマルライトの主張が非常に「変である」と強調してやり玉にあげていました。

また、氏は続けざまに口元もすべらかに「片や、動物実験反対の人は、病気やケガをしても治療を受けるべきではない!」と力説していました。その理由として繰り出したのは「医学の発展は、動物実験によってもたらされたものだからして、動物実験に反対する人は医学的成果を拒否すべきだ!」と畳みかけるようにおっしゃったのです。
そして、駄目押しに氏が言うには「治療をしてもらって生きたいと望む人は、動物実験を認めて受け入れなければいけない!」と強引な跳ね飛び三段論法を展開したのであります。

更に挙句の果てに、「動物実験反対の人は3Rに口出ししてほしくない。何故ならば、3Rは動物実験のための基準なのだから動物実験に反対している人は関係ないから口出しするな!」と、この会合の主催者「ペット法塾」の存在まで全否定するような、あっけにとられるような論理を披歴したのです。
排外主義というのでしょうか、学識経験者の余りの倫理観の欠如と退行劣化ぶりに“鳩が豆鉄砲”の驚きを禁じえない思いがしました。
「原発に反対の奴は、電気を使うな」理論と同じですね。

昔々、ナチス・ドイツ時代に人体実験が盛んに行われ、医科学や化学が超飛躍的な進化をしたのは史実です。ならば、人体実験に反対する人間は黒逆三角マークか黄色逆三角マークを胸に付けて生き、受診を拒否されても「文句は言うな!」ということでしょうか。踏絵をしろと・・・
また、別の例を出すならば、「戦争」によってあらゆるジャンルの技術革新がなされたのも、これも歴史的な事実です。ですが、技術革新それだけの目的のために戦争を起こすなんて、そんな馬鹿な奴はいないでしょう。飛躍的な技術革新がもたらされるから「戦争を認めろ!」、こんな阿保くさ論法、イギリスの犬も食わんわ!


3Rは黒澤さんが意図するような趣旨の「動物実験のための基準」ではありません。動物実験の暴走にタガをかけるための“市民”による“倫理規定”です。そこのところをはき違えてはいけません。3Rが動物実験関係者の間から自然発生的に出て来た提案ならいざ知らず。
結局、黒澤務さんという人の主張は、利権や既得権益の下で甘い汁を吸ってきた人たちの最後っ屁の悪あがき/後ろめたさの苦しい弁解にしか聞こえませんでした。

もし、我々の人間の文化が他の民族や他の動物の犠牲の上に成り立っているのならば、少しでもその“痛み”をやわらげて行こうというのが世界のあらかたの潮流です。これを「人類の新たなる倫理の進化のステップ」と言います。開き直られては困るのです。
この種の“いい年をした子供右翼論法を駆使する人”を、主催者は何故、ゲスト講演者にキャスティングしたのか、理解に苦しみました。
それに信頼を寄せていた「ペット法塾」の真意も測り兼ね、もやもやした梅雨の空の下、もやもやゲンナリしながら帰路についたのでした。

利権、既得権益、金欲、野心、功名心、他者の痛みを感じない心。だけど、ちょっと待ってよ お父っつあん! 
その言葉、やれるものなら国際会議で堂々と演説してきてちょうだいな! 橋下徹と同じ目に遭うよ、父っつあん! 潮目を見ようよ。(鉄腕ウンガ レポート)


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